Enjoy! Enduroタイトル。


オフロードの楽しみ方は、人によって多種多様。

けれど、基本的にはツーリングかコンペティション。

そこで今回は、両方を満喫している方を尋ねて、

秋のしどきサーキットに向かったのです。

当日、会場には「オフロードの友」の安藤さんと

行き付けのショップ「GRANZ」の皆さんがいました。


今回開催されたのはオフロード界では有名な

ショップ「ウィリー松浦」主催の

「ウイリー松浦カップスーパー4Hエンデューロ」 。

全4戦のシリーズ戦で、今回の福島が最終戦。

ライダースミーティングは、緊張が・・・と思いきや、

意外と和やか。松浦氏の人柄かもしれませんね。


安藤さんはKX100(リザルト記載上)での参戦。

ツーリング時にはXLR250に乗っているので、

いつもと違う雰囲気がそこにはあります。

コースは通常とは逆コース。

普段よりも難易度があり、上級者とのコース分けもある。

特定の人を除けば、選択は自由だそうです。

ただ、いつもより進行が遅れたので、

4時間耐久が3時間半耐久になっていました。

これで気持ちも楽になったかも??


午前9時45分にスタート。

最初にコースガイドが入って、迷いを防ぐ。

スタートはクラス毎で、安藤さんは後半から。

全員がスタートした10分、さらに15分後には

上級者とシリーズチャンプが行きます。

スタート後には当たり一面に白煙が立ち込めています。


コースは1周で約9〜15分程度かかる様子。

アップダウンがかなり多く、

取材側の私でも、ちょっとした山に登るような感じに。

この辺はバイクの強みだけど、

コース内では至る所でライダー同士の戦いが繰り返される。

ライディング中のちょっとしたニアミスでも、

後に影響を与えてしまう場合だってありますから。

山に囲まれたしどきのコース内には

時折、ライダーの熱さを癒すような風が吹き抜けていきます。


コースの奥はヒルクライムとウッズが設置されていました。

この辺りは観戦者の絶好の撮影ポイントになっていました。

紅葉がちょうど良いぐらいの樹林帯の中を

ライダーが隙間を縫って走っていきます。

ライダーの技量が試されるのがこういうポイント。

撮影場所はクラスで分けていたのが合流する地点。

こうなると、誰が先頭なのかわからなくなってしまいますけど。

安藤さんも上手く木々をかいくぐって、走っていました。

これが林道でも役に立つんですよねぇ(実話)。


スタート後、約1時間ぐらい経過してから

本部からの途中経過が発表されます。

この集計は「ウィリー松浦」ホームページ

作成者の濱原さんが作成したソフトウェアで

集計されているそうです。

この場でもPCの威力が発揮されるんですね。

正確さでも問題はないですしね、多分。


時間が経過すれば、燃料も減る(笑)。

スタート1時間後位から、ピットに入ってくるエントラント。

適切なピットワークも必要です。

いくつかの組み合わせのあるGRANZの皆さんも、

段取りを取ったかの様に順を追って入っていきます。

周囲を見ると結構応急処置なども見られました。


コースのあちこちを見て回っているうちに、

3時間半という時間は過ぎていきました。

安藤さんも、GRANZの皆さんも完走です。

ちょっとした転倒もあったようですが、

あまり大事にはならなかったようですね。

さすがに疲労感はあるのでしょうけど。


ゴール後からしばらくは、昼食の時間。

時間が午後にまで及んだ影響もありますけど。

集計時間の隙に、松浦氏がフリー走行希望者への

ルートガイドをしたという場面も。

そして集計直後に表彰式が行われました。

(結果は上記のサイトにあるので、そちらから見てください。)



こうして私は、彼等の違う顔を見ることが出来ました。

私自身、滅多に行く所ではないのですが、

ツーリングであれば、これから来る冬は動きは鈍いけど、

コンペティションを通じたオフライディングならば、

年間通じてで可能なんですよね。

ちょっと「うらやましいかな」って思ったのでした。

REPORT : 山本賢史(群馬)
安藤幸雄(福島)


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