File10 防寒マスク

 冬のライディング、寒いです。
 寒いとロクなことがないもので、動作は遅れる、視界も危うくなる、鼻水は出る・・・

 ウインタージャケットやオーバーパンツを着用すれば汗ばむほど暖かくなるのですが、どうにもうまくないのが顔面。見えなきゃいけない物だけに、当然露出する部分が増えます。
 ショーエイのFXなどシールド付きのヘルメットや、アライのVXにスコットの87/89ゴーグルの組み合わせならばほとんど顔面も露出しないのですが、顎から首にかけてがどうしても露出しがち。首筋が露出しているととうぜんそこから寒気がジャケット内に流れ込むわけで、いかに防寒着といえど効果は半減です。

 その隙間をなくすために使われるのが「マスク」。近頃ではいろいろな素材、形状が開発され、快適さも上がってきました。

 いくつかを取り上げてみましょう、

 フリースマスク
 フリース素材が登場して防寒装備は大きく変化しました。アクリル系の起毛素材で、肌触りも良く

 ゴアウインドストッパー入りフリースマスク
 そのフリース素材の暖かさに、さらに防風効果を持たせたのがこれ。ゴアテックスを使い、透湿性を持たせながら風をシャットアウトするもの。
 もう感動的に暖かいです。鼻の部分が吐息対応で開いているのですが、うまくカバーされているので寒気の吸い込みも少なく、蒸れず曇らずなかなかいい具合です。

 ネオプレン製 スキー用マスク
 これも本来スキー用のものです。1000円程度でスポーツ店などで購入できます。素材はウエットスーツなどに使われている「ネオプレン」で、風を通さず表面が冷たくならないので防寒製は高い。
 通気性がない、というのは逆に言えば吐息もこもる。そのままでは当然ゴーグルが曇るし蒸れてきます。そこで、鼻と口の部分には穴が開いているのですがこれはここから寒気が入っても来るわけで、なんとも矛盾したものでもあります。また鼻から顎の保護なので、首には別途何かを巻かなくてはいけません。

 バンダナ
 安いことを言えばこれにかなうものはない。100円ショップでも売っているのでとにかく安い。しかもどこでも手に入ると思っても良い。
 但し、防寒製はあんまり期待できない。ないよりはマシ、という程度なのだ。首タヲルの方が効果は高いようですね。見た目はバンダナの方がよろしいようですけど、吐息で湿ったところへ風があたると冷えてしまうので、この手のコットン素材は向かないでしょう。また伸縮性がないので、顔の動きによってずれてしまうのも問題です。

 なにを使うかは結局懐具合と頻度ですかね。通勤で使っている人はどうしているのでしょう?仕事に行ったはいいが、顎が冷えてしゃべれないとかになると大変ですから・・・

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