File06 ロングツーリングの基本装備

 今回、3泊4日の佐渡ツーリングでの荷物です。4日ぐらいだとロングっていう感覚はあまりありませんが、自分の場合、それが2週間、1ヶ月と長くなっても、それほど大きな装備の変化はありません。基本的にテントを持つツーリングではこのぐらいの装備で行くのがいつものパターンです。

何は無くとも、「寝る」ための装備。
前列より、アクシーズクイーンの400gダウンシュラフ、メーカー不明ゴアのシュラフカバー。ダウンはコンパクトで保温性抜群ですが、カバーは欠かせませんね。
そしてモンベルのエアマット、ホームセンターなんかでよく売ってる安物空気枕。
テントはラフ&ロードの2人用ドーム型。フライで前室が作れます。あと、下にひいてるのはテントシート、薄い銀マット?テントの底いっぱいのサイズです。
これだけあればまずどこでも寝れますね。四万十川の川原(石ゴロゴロ)で寝たこともあります。   

料理セット等です。
EPIのマイクロスーパーストーブ&ランタン。合わせて230gと110gのガス缶。しかし、コンロはもう一つ、ガソリンのオプティマス8Rを持ちます。理由はいろいろですが、とりあえず8Rの方がご飯がうまく炊けます。
8Rの隣は、1.5合ぐらい炊けるスウェーデン製の飯盒。パッキング時はEPIコンロのケースとして使います。その他の鍋類は、2つのコッフェルセットから使えるものを組み合わせて。あ、中に米が入ってますね。
コーヒーセット。一応これはこだわってます。
使い捨ての組立フィルター、そして名古屋ではおなじみ大須の松屋コーヒーの豆。カップはインスタントの場合はシェラカップを携行しますが、レギュラーにはやはり保温ステンマグ。これらとガスコンロを出しやすい場所に収納し、林道の途中でも飲んだりしてます。水は最初に500mlのPETを2、3本買い、水道で補充しながら使います。
あ、こら!撮影用レイアウトを壊すんじゃない!・・・我が家の怪獣ちゃんです。これは荷物じゃないです。
着替えその他。
当然下着類の替えも持ちます(写真無し、要りましたか?)が、日数分ほどは持たないのが常。期間が長くなる場合は途中で洗濯します。
バンダナはいろんな事に使うので何枚あってもいいですね。後ろの袋は水着が入ってます。夏は海水浴、その他山で渓流に突入する場合にも。
早稲田カラーのラガーシャツ、本物ではなくモンベルのハイテク素材ウィックロンで出来たもの。綿のトレーナー等よりコンパクトで保温性も高い逸品。濡れてもすぐ乾き蒸れないので、カッパの下などに最適。今回は結局着っぱなしでした。
モバイルグッズです。
後ろの黒いのはモンベルのコンパクトカメラケース。中身は撮影に使ってるので映ってませんが、キャノンのパワーショットA5ズームです。今では他にカメラは持ちません。XGAで81万画素、うちの画面にはジャストサイズで画質も納得できるもの。8MBのCFカードで70〜80枚撮れます。
核になるのはカシオペア、それにアステルのPHSとカード、ACアダプタも。56Kアナログカードも持ってます。最近はグレ電がどこにでもあるので、こちらの方が役立つかも。カシオペアはメール送受信の他、ワードを日記風に使用したり、エクセルで燃費の計算・記録など、結構幅広く使えます。単3電池2本で動くのも良い。HPのチェックや、その気になれば更新だって・・・かなり根気が要りますけど。
温泉セットなどなど。毎日必ずどこかの温泉に入るので絶対必要です。
真ん中のモンベル・オールパーパスソープ、洗顔・洗髪・食器洗いなど全てに使います。右手前のたわしは食器用。歯磨きセット、ひげ剃り、ブラシ、リンス、洗顔フォーム、薬用リップ、目薬。時期によって鼻炎がひどいので、点鼻薬と大量のティッシュ。赤いのはシーブリーズが入ってます。これは消毒液としても使えます。救急用品はあと胃薬とバンドエイドを持つ程度でしょうか。
あとはタオルとそれらをまとめるケースです。
その他小物類。
ライトはマグライトとヘッドランプ、2つ持ちます。その方がなにかと便利なので。
左のは小型のラジオ。隣のジッポよりちょっと大きいぐらいですが、FMステレオな上、スピーカーもあるのでテントの中で使うのに最適。ジッポは8Rとかたき火をするためのもの。たばこは吸わないので。ジッポオイルも用途は、ティッシュに染み込ませて8Rのプレヒートに使ったり・・・
ナイフはビクトリノックス。香港で5千円ほどだったらしいですが、ハサミやノコギリも付いてて重宝します。
電池は今時どこでも買えますが、とりあえずデジカメの2CR5と単3のスペアを。単3はぶるじょわなリチウムです。もちろんカシオペア用。  
雨具類。カッパは何故か鹿児島のディスカウントで買った2480円の品。調子はまあまあです。
あとは後ろから、イスカのザックカバー、タンクバックカバー、RSタイチのブーツカバー、モンベルの三つ折り傘。ザックカバーは実はサイズを間違えて、ほとんど役に立ちません。ブーツカバーは今回のように靴の場合のみ。林道主体でブーツの場合はすぐ破れてしまうので、かわりにゴアのインナーソックスを使います。
ゴアのグローブを使ってるのでカバーはありません。でも雨中を1日走ってるといつの間にか中が濡れてしまうので、上の写真のようにスペアを持ちます。

 これらの荷物をパッキングしています。今回は林道を走ることがメインでは無かったので、意外といろんなものを持っていった方ですね。

タンクバックはモトウインド。なんと今回初めてツーリングマップルを購入したのですが、大きくなったおかげでマップケースが使えませんでした。そこで適当なクリアケースをマジックテープで貼り付けてます。意外とこの方が便利でした。
中には前述のコーヒーセットとEPIコンロ、そして工具が入ります。工具は車載に毛が生えた程度。直す腕はある方ですが、持ちすぎても重いだけなので。
ラフ&ロードのDパック。お気付きでしょうが、私のグッズはほとんどモンベルとラフ&ロード。単に好きなので。
右の変なのは、銀マットで自作した芯材。Dパックは荷物が下に集まってしまうので、これで階層上に固定します。ネットは自転車のかご用のものを流用。
もちろん銀マットなので背中の感触もいいし、荷物の防水にもなるようです。
中には着替えや小物類(頻繁に使う物はブルゾンのポケット)、温泉グッズなどもここに。あとカシオペアはHDDが無く振動には強いのでそれほど気を使う必要はありませんが、便宜上ここに収納しています。
パッキングはこのように。エアマットを下のベルトに固定するので結構な重さになりますが、シートに座ればつっかえて安定します。逆にこれを付けないとモロに肩に重さがかかります。数年前に鎖骨を折ってから重い物は担げなくなってしまったので、結構苦肉の策ですね。
デジカメのケースは右の肩ストラップに固定。担ぐと胸の前あたりに来ますが、割と出しやすく使いやすいと思います。
帽子とか短パンもここに。あとシュラフカバーとエア枕を入れておくとフェリーの中(特に2等船室)で重宝しますね。
その他はほとんど全て、JTCの防水パックに詰めてリアキャリア上に。写真では無造作に縛ってあるだけに見えると思いますが、私は荷物満載でもギャップでジャンプしたい奴なので、絶対ずれない工夫がしてあります。後ろ側に大きいのは、スタンディングで腰を引いた時に当たらないように。
本来はこの上にネットを掛け、そこに雨具や水のボトル、途中での買い物などを縛ります。ただLサイズとかじゃなくいつも500円前後の安物なので、毎年こういうロングツーリング時に切れて使えなくなります。今回は途中で捨ててきました。

 林道メインの場合はもう少し絞られた装備になり、逆に工具類の充実を図ることになります。今回は一応、キャンプを快適に過ごす事と、季節柄雨の中を走ることをメインに考えた荷物でした。

(河村 敬)


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