四国への上陸ルート
四国への上陸ルートとしては、自走、フェリーの2通りが使える。
自走する場合、明石海峡・鳴門海峡を渡る淡路縦貫道ルートと瀬戸中央道、そして新しいしまなみ海道がある。
もし、自走で上陸しようとした場合で125cc以下の第一種・第二種原付の場合は、一番西側の「しまなみ海道」だけしか使用できない。
1.淡路縦貫道ルート
山陽道から神戸・垂水を経由して明石海峡へ出る。淡路島をその名の通り縦貫して鳴門海峡を越えれば徳島までは関西圏からなら2時間程度で到着する。もっとも短時間で到着できるルートとしてお勧めできるが、淡路島内は見通しも利かずひたすら時間を稼ぐ目的に従事しがち。また、鳴門海峡は横風が強く、鳴門大橋の継ぎ目鉄板部が長いために雨の日は注意が必要。
鳴門インターチェンジから先はまだ接続する高速道路が完成していないため、国道を走ることになるが、徳島市に入るあたりで頻繁にねずみ取りが行われている。ここは鼓型の橋を降りたあたりで取り締まっていることが多く、遠方から確認しにくいのでとにかくゆっくり走るのが無難と思える。
2.瀬戸大橋ルート
山陽道・岡山道から倉敷を経由して四国高松・坂出まで全線を橋でつなぐ。様々な形状をした橋は見た目にも楽しめる。海峡の走行時間としてはもっとも短く、比較的風も少ないので走りやすい。四国側も高速道路に直結しているので、走行時間が読みやすいという利点がある。
3.しまなみ海道ルート
尾道から今治まで、点在する島々をつなぎながら渡る。基本的には国道扱いで、原付はおろか自転車、ひいては徒歩でも渡れる。
これは大きなポイントで、昨今ではフェリー航路の廃止などで原付で四国へ渡る方法が限られてきていただけに嬉しい。このルートは今年5月に開通したばかりで交通量が多く渋滞が予想される。
フェリーを利用する場合も、目的地によって選ぶことになる。
徳島、高松をはじめとしていくつかの航路があるが、いずれも上記高速道路の開通でシェアを減らしており、船便も往年の数はない。
1.泉佐野〜徳島航路
関西圏から徳島を直結する航路で3時間の船旅。船も比較的大きくゆっくりと休める。現時点ではまだ知名度が低く、利用者もそれほど多くないので、もっともお勧めできるルートといえる。
2.和歌山〜小松島航路
船中2時間と使いやすい航路で、人気も高く、週末はバイクでも船便待ちが発生する。3.神戸〜高松航路
(編集注:小松島から徳島へ移ったという情報がありますが、未確認です。ご存じのかたはご一報いただければ幸いです。)
船中4時間ながら、風呂も利用できる。この航路はバイクが最後に載せられるため、混雑時には居住スペースが確保出来ない場合が多い。
船の設備も充実しており、ゆったりとした船旅が楽しめる。
やはり「海を渡る」のは船がおすすめ。
橋を下から見上げるのもいいでしょう。夜なら最高。
剣山スーパー林道
スーパー林道の走行証明書が上勝町側の入り口でもらえます。木製のはがき大証明書にスタンプを押して。
豪快にとばせます。それだけに自制心を忘れずに。
ここの山菜てんぷらうどんがおいしい。
剣山スーパー林道の西側から四つ足峠を越えると、そこは物部村。平安時代にはすでに開けていたという歴史ある村で、高知県北東部・徳島県との県境に位置する山と渓谷の里です。村の総面積の約半分が「奥物部県立自公園」に指定されていて、秋の紅葉、また春の桜の名所としても知られています。事実秋の紅葉シーズンの別府峡温泉あたりは、予約をとるのが至難の業。
林道の宝庫でもあります。いずれの林道も変化に富んだ景色を満喫しながら豪快な走りが楽しめます。
別府峡温泉(べふきょう、と読みます)
別府峡温泉全景。
泉質は美人の湯系です。朝7時半から夜21時半まで入浴可。
また、ライダーズ・インの第一号として開かれたライダーズ・イン奥物部もあり、ライダーにとっては天国のような空間であると思います。
連絡先
奥物部 08775−8−3030
雲の上 0889−65−1077
室戸 08872−2−1189
中土佐 0889−40−2233
四万十 08802−8−5858
宿泊料金(消費税込み)
1名 3150円
2名 5250円
3名 6300円
4名 8400円
写真・文 : 河村 格