極悪集会にて、何を作ろうか考えていたときにコンビニで突然イマジネーションが湧いたのがこれでした。果たして食べられるものができるのでしょうか???
これが今回の材料です。
トマト(桃太郎)3個、タマネギ(小物)4個、パセリ1袋、赤ワイン(やや辛口)半分、トマトジュース(食塩入り)250ml、そして焼き鳥(シオ)10本です。
調味料等は一切使っていません。トマトの酸味、タマネギの甘味、パセリの苦味、ワインの渋味、トマトジュースと焼き鳥に含まれる塩分が頼りです。
8割りしたトマトをワインで煮込みます。最初はヒタヒタの分量にして、トマトが型くずれするまで煮込みます。
トマトは煮えやすいので、ピーク1の全開炎で一気に調理します。
タマネギを入れます。切り方はザク切りの方がいいでしょう。細かく切ったり分量を増やすと甘みが出ますのでお好みで。
トマトジュースを加えて、ここはじっくり煮込みたいので中火にしましょう。
煮えてくると水分が不足してくるのでワインで薄めます。そして色付け及び香り付けのために、パセリを使います。
パセリは軸の部分を極力使わないようにします。葉の部分だけをちぎって入れます。大量に使う方が味と香りが出るはずです。
ここまでは、それらしい「ミネストローネ」が出来上がります。しかし、これでは「極悪」の名が泣きます。
ここに、焼き鳥を入れます。あえて串のまま煮込んでみました。生の串を使えばよかったのですが、コンビニではなかなか入手できません。時間を掛ければ焼き鳥でもトマト味になりますので、弱火でじっくり煮込みます。
出来上がったのが冒頭の写真です。見た目は結構いけそうでしょ?
味の方ですが、いまひとつ「これ」という味がないまま終わってしまいました。
鶏肉のトマト煮というのは、ごくポピュラーな手法です。今回は一切の調味料を使わないで作ったためもう一つでしたね。文・写真:河村 格