大正区(後編)

大正区の渡し船

 先月に引き続き、地元の大正区を取材しました。大正区は運河に囲まれており、隣接する対岸に渡るには橋でしか渡れません。しかも大きな船の通行する南側では、ループ橋のような大がかりな橋になってしまいます。
車やバイクは、ループ橋でも簡単に渡れますが、人や自転車では、ループ橋や離れた場所にある橋まで行っていては、大変な労力になります。そのために簡単に対岸に渡れるように、渡し船が出来ました。
昔は、大正区と周りの区にも、たくさんありましたが、今では大正区に五つと、港区に少しあります。大正区は、二つのループ橋の下に一つずつ、他に三つ。港区は、海遊館の近くにあります。
港区の渡し船は、元地元の中山氏に協力してもらいました。

 1. 千本松渡し船

 これは、千本松大橋の下にあります。
この渡し船をたくさん撮影したので
これを中心に取り上げます。
 ここは、大正区側の入り口です。
各乗り場には、このような看板がありますが
初めての方は、見過ごしやすいです。
訪れるときは、注意してください。
 これが今回の主役の、渡し船です。
大阪市が運営しています。
料金は、なんと無料です。

 渡し船を利用する人が、次々に集まってきます。
 知っている人がいたので、話を聞いてみました。
通勤と、遊びに行くときに使っているということです。
 これが時刻表になっています。
平日の朝夕は、人が集まり次第、随時運行。
他の時間帯と日祝は、15分間隔で運行しています。
 人と自転車だけということなので、当然ながら
バイクは、利用することが出来ません。
乗りたい人は、自転車で乗るか、入り口に
バイクを停めて、渡し船で往復しましょう。

  渡し船の連続写真      S字のように動きます

    他の渡し船

 他にも渡し船があります。簡単に説明します。

 2. 木津川渡し船

 ここの写真は撮れませんでしたが
橋の出来る前から、ありました。

 3. 落合上渡し船

 4. 落合下渡し船 

 5. 甚兵衛渡し船

 6. 港区の渡し船

 中山氏が、港区にも渡し船が
あるというので、一緒に取材しました
 渡し船乗場に到着すると、大正区とは違って
とても綺麗な渡し船がありました。

ちなみに、この渡し船は30分間隔で運航されています。
もちろんバイクは載せられません。
 船の上からの撮影です。
ごらんの通り、海遊館の観覧車が見えます。
夜に見れば、もっと綺麗だと思います。
 対岸に到着です。すぐに折り返しで運行するので
滞在5秒で、再び乗り込みました。
 隣接する天保山公園には、日本一低い山があり、
これに書いてあるところに行くと、登山認定書が
もらえるそうです。ここを訪れたら、登ってみて
認定書をもらえば、記念になりますよ。

 今回も、町中ツーリングということになりましたが、身近なところにも、隠れた良いポイントがあると思いました。
みなさんも、ご近所探索をすれば、良いものが見つかるかもしれませんよ。

文・写真 : 吉峯茂雄


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