大正区(前編)

大正区のループ橋

 私の住んでいる大阪市の大正区は、埋められて出来た土地であり、隣の西成区・住之江区・港区の間には運河があります。運河沿いには、工場・造船所などがあり、大きい船も通ります。しかし車で隣の区に移動しようとしたら、遠回りしなければなりません。ふつうの橋では、大きな船が通れませんから、そこで登場したのがループ橋です。みなさんは、ループ橋は、どういう物か知っていますか?
 ループ橋とは、らせん状にクルクルと回りながら登っていき、高さを稼ぎ、高い位置に車を通します。このループ橋が大正区には、二つあります。

 ループ橋は、大正区の南部にあります。
ツーリングマップルの46P.5Cあたりです

 右側の西成区側が千本松橋です。
通称「めがね橋」と呼ばれています。

 左側の住之江区側が、新木津川大橋。
通称は、わかりません。

 はじめに、「千本松橋」から紹介します。この橋は、私が大阪に来た、13年前には既にありました。
いつ出来たかは、調べていないのでわかりませんが、おそらく20年前には、出来ていたのではないかと思われます。数年前に改修を施し、きれいになりました。

 西成区側からの撮影です。満潮時の橋の下の高さは、33.6mです。
 西成側のループ部分です。2回転チョットあります。こちらから上がっていくと、右側が下りですので、とっても怖いです。
 ちなみに制限速度は、30キロになっています。自転車と歩行者は、歩道を通行することが出来るが非常にしんどい思いをする。これを回避する裏技があります。それは、次回のレポートで紹介します。
 こちらは、大正区側のループ部分です。中にあるグランドに入って撮影しました。こちらは、2回転ちょうどです。
 こちらは、反時計回りですので、イン側を登っていきます

 この千本松橋は、ループのRが小さく、勾配もきつく初めての人は、ビックリするかもしれない。

 次は、数年前に完成した、新木津川大橋の紹介をしたいと思います。この橋は、大正区と住之江区を結ぶ橋でこの橋が出来てから、大正区の交通量がとても増えてしまいました。夕方のラッシュがとてもすごい。

 とんでもない全体図ですが、デジカメでは撮影の限界があるので、まともに撮影できなかったので、我慢してね。

 大正区側から走ってくると、まずとても危険な直角コーナーがある(2年で23回も事故があった)この付近は、とてもスリッピーだから、とても危険!

 コーナーを過ぎると、この看板が見えてくる。看板までも、クルッと回っている。
 ループ橋の内側を撮影する。

 このループは、3回転回ることになる。中には、グリーンゾーンがある。しかし、一般にはまだ解放されていない。

 このループは、Rも大きく、勾配も緩い。制限速度は、40キロだったと思う。

 反対側は、180度ターンだけで終わっている。
 会社の駐車場から見上げる。

なんとループの横に駐車場がある。その横には、自分の勤めている工場があるので、毎日いやでも目に入る。
 ループの2周目終了付近で撮影する。

 バイクでも走っていると、迫力の写真が撮れたのですがなかなか走っていない。くらくなってきたのであきらめた

 注! 3周目中盤から後半にかけて、インから30pくらいのところに、えぐれているところが数ヶ所ある。決して、攻めて走らないようにお願いしたい。

 この橋も、左に見える歩道を、自転車・人が一応通行することが出来ます。
 橋の頂点から、ループの部分を撮影する。

 夜に来たら、とてもきれいだったので、撮影したがデジカメでは、ほとんど写っていなかった。
 ループの終了付近から、頂点に向けて撮影する。

 夕日を期待していたが、雲が多くてダメでした。


 阪神淡路大震災の時に、頂点付近を走っていたドライバーに聞いたら、ハンドルをとられて、壁にぶつかりそうになったと言っていた。
 橋の上から、運河を撮影する。

 米映画「ブラックレイン」(松田優作が出ていた)で、大阪の第1シーンで、この上空が映し出されていた。

 今回は、二つのループ橋について取り上げたが、次回はこの橋の下にある物を、取り上げたいと思います。

文・写真・イラスト : 吉峯茂雄


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