夏から秋にかけて、夜の駅を撮影している。
ここは関西本線の加太駅
関西線でも屈指の閑駅なのだが、ここで交換が行われる。
名古屋方は紀勢線の分かれる亀山、奈良方は草津線の分かれる柘植。
重要な駅に挟まれた山間の駅は静寂の中にあった。
空が暮れた。一番星も現れた。
前方のナイターの灯りが邪魔なのだが・・・
この駅で交換が行われるのは18時53分、19時40分、20時31分。
この2時間半に集中している。
この時間帯が夜になる時期は9月の半ば以降。
20時31分は片側が3両になったりするので絵に収めにくい。
勝負は2本に絞られる。
そろそろ列車の来る時間。
最初にやってきたのは、亀山から来た加茂行き
そして反対側から亀山行きもやってくる
双方からの列車が同時に停止している時間はほんのわずか。
逆方向の停止を待たずに動き出すこともある。
この日この時間、どちらも乗降客はいなかった。
時にこの時間帯・・・時期によって3時間ほど幅があるが・・・にも降りる客はたまに見られる。
決して秘境駅ではない。しかし、交通手段としてはあまり期待されていない。
ただ、いつの写真も車内にはそれなりに乗客がいる。それが救いか。
並んだのも束の間
加茂行きが発車していく
そして、ほどなく亀山行きも発車
再び駅に静寂が訪れた・・・
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