春埜山

 別に岐阜の山に飽きたわけではない。
 ただ、最近足の向かうのが岐阜山間部ばかりだったというだけだ。

 たまには違う方へ行ってみよう。



 道の駅のコンビニに朝早くから出来たてのパンが並んでいた。デイリーヤマザキ。サークルKが無くなってから、デイリーを利用することが増えた。あえて選んで利用するようになったのは、このパンがあるから。
 少し休んでここからのルートを考える。このまま国道を行くか、あるいは高速へ舵を切るか。

 行き先での時間を多くととれるようにしよう。



 新東名を降りる。ここは遠州森町。
 久しぶりの東方。



 森(町)へ来たならやはりここがベース。車載で来るとここをデポ地にしたものだ。
 今日は自走なので小休止としたのみ。



 すぐに林道が始まった。
 とは言え、ダートがそれほどあるわけではなかったが。



 一応どちらも林道なんだけどね。



 ここでルートを探していた。
 ここで出会ったワゴンの若い夫婦には悪いことをした・・・

 「この先がやばい」

 そうか、ダートなのか!とときめく。
 走りやすい道でしたか?と問われ、大丈夫だと思いますよ、と。今来た道(俺が)のことだ。


 ・・・フラットダートだったよね・・・


 そして、やばい、と言われた道はただの細道だった。



 その後も脇道はあるんだけれど、どれもさほど距離は無く。



 ちょっとそれっぽい林道を見つけた。
 先客ジムニーあり。



 途中の分岐をどちらへ行ってもこの有様だったよ・・・



 まあね、「林道」と書いてあれば入って見るのさ。「林道」自体は多いのさ。



 ときどきダートはある。ただ、どれも行き止まりの短いものばかり。



 広場に出た。変則4叉路ですべてダート。



 すべて入って見るが、結果は推して知るべし。



 こまかい林道が少なくなってきた。道は標高を上げていく。



 この界隈の主要林道として春埜山林道が知られる。
 この道自体はかなり前から舗装化されてしまっているはずだが、枝道があったと記憶している。



 ここにお寺がある。

 くれぐれも、お寺である。

 なぜに鳥居が。




 春埜山大光寺は、神仏混合であるからして、鳥居もあるわけだ。



 なので、ご神木も、ある。



 当地の標高は880mあたりで、山は深く見渡す限りの緑に囲まれる。



 下っていく林道が見えたが・・・わずか100mも行けず。



 山の東斜面へ出た。眼下に大井川が見え始めた。
 大井川は山間に深い谷を作っているので、それをめがけてパラグライダーが飛ぶ。



 そろそろ山を下っていこう。



 そして大井川。

 古から天下をわけた大河の上流。水かさが少ないので渡れそうにも見えるが、流れは速い。

 ここを超えて東へ向かうのはまたの機会にしよう。
 東か西か(面倒なのでバックナンバーオフィスで探して)とつぶやきながら・・・

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