川原湯温泉に行ってきました。
ここを訪れるのは2005年8月の一世風靡「ダムに沈む川原湯温泉」以来13年ぶりになります。
当時、2010年にはダムに沈む、と言われていたわけですが、例の民主党政権での計画中止を経て予定は延びに延び、今もまだダムは姿を見せていません。
当時から造成を始めていた新しい街は今・・・
・・・徐々にできあがりつつあります。
ただ、まだ予定地となっているところも多いのが現状です。
以前の川原湯は駐車場に困る温泉でした。立ち寄りしやすい外湯があっても容易には寄れなかったのです。特に王湯は坂道の途中だったので、バイクではどうにもならなかったほど。
新しい街には、広い駐車場が用意されました。計画的に作られた街です。
新しい立ち寄り湯も「王湯」と名付けられました。
今までの源泉も沈んでしまうので、水面より高いところに源泉を掘ったわけです。
新しい温泉で快適ですが、古の風情、というものでは無くなってしまったのは残念でもあります。
JRの路線もダムの下になるので新線に切り替わりました。当然駅も新しくなって。
路線的には特急も走るのですがここより奥に草津・万座があるからで、実際にはローカル色の強い路線。しかし駅は有人です。
昔の温泉はどこにあるんだろう・・・
駅にあった手書きのボードを見ますが・・・
前回も立ち寄った「やんば館」の模型。旧温泉地は残っていない様子。
実際の風景です。まったく跡形もありません。
ダムを造る前に完全に更地にしてしまったようです。
こっちがダムかなあ・・・
やんば館の中の食堂にダムカレー。残念、時間がすでに遅かった。
まだダム出来ていないのにダムカレーか。
下を覗けば旧JR路線が線路もそのまま残っていたりしますが・・・
反対側を見ると路盤に巨大なパイプが置かれて。再利用ですね。
さて。新しく生まれ変わった川原湯温泉。源泉も新しくなり、新しい温泉地という感すらします。
近くに草津、万座、四万など著名な温泉があります。そんな中でここはどう生きていくのか。
また機会があれば訪れてみたいと思います。
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