冬にも山へ行きます。もちろんバイクでは無いのですけど。
バイクとスキーは似ている・・・という説には賛否両論ありますが、私は賛成派です。
リフトで上がれる高さは限られています。
たいていの場合、頂上まではリフトが届いていないのですね。
頂上まで上がるには、歩くことです。
そう、登山です。
て、簡単に言いますが、登山は大変。冬山となればさらに大変。素人では危険も伴います。
ところが、所に寄れば頂上まで行けるツアーがあったりするのですね。
一例がここ、菅平高原です。
日本国内に数カ所、雪上車で上がれる山があります。
今回はそんな雪上車ツアーで冬山へ行ってみたいと思います。
スノーキャットと呼ばれる雪上車に乗ります。
SnowとCaterpillarの意なんだろうか。一般的にスノーキャットと呼ばれる様です。
ここ菅平のスノーキャットは南極探検隊のものと自衛隊の放出品の2台あります。どっちがどっちなんだろうか。私が乗ったのは2号車です。
参加費用は3300円だったかな。リフト券とは別です。
そして、このようなチケットが渡されます。
ここは山です。今から行くのはあくまで登山なのです。
下山したことを確認するチケットを返却することが大切です。
そう、ここまでは整備されたオンロード。ここからは自然の中のオフロードなのです。
雪上車の後部へ乗り込みます。自衛隊のトラックではおなじみの光景ですが、我々がここに乗ることは滅多にありません。
さあ、出発です。
1号車の後を追いますが、距離を取ります。安全第一です。
大変揺れる車内はつり革・・・ならぬトラロープだけが頼り。座った場所が悪く、急斜面の上りでは体がずり落ちていきます。素手でロープを持っていると痛いぐらいに力がかかります。
走ること15分。スノーキャットは頂上へたどり着きました。
ガイドが周辺の山々を紹介してくれます。前に見えるは白根山。志賀高原の山々なども見渡せます。
スノーキャットは下っていきました。
このツアー、下りも乗れます。スキーが出来なくてもここへ来ることが出来ます。
スノーモンスターも見られます。
そして、足跡がありますが・・・
ここは頂上、と言いますが、本当の山頂まではもう少しあります。普段なら行きませんが・・・
みんな行くみたいなので、流されます。
歩くこと10分ぐらいですか。
ここが山頂です。
根子岳は「日本百名山」ではありません。でも「花の百名山」に選ばれています。
山頂へたどり着くのは、初めてです。こんなツアーでも無ければ来ることは出来なかったでしょう。
改めて思ったこと。自分はスキーヤーでしかなかったこと。登山者にはたぶんなれないかな。
さて、下りましょうか。
オフピステ(オフロード)ですが、実際スノーキャットで上がるために整備されていてほぼフラットです。3kmほどあり途中に休憩所等もありませんから、初心者では少々厳しいかも知れませんが、滑ることについては初級レベルで十分です。
ここはもちろん、極力エッジを効かせないように大きくターンしながら一気に滑り降ります。
思いっきり余談ですが。落ちぶれてもRossignol派です。デサントを着てラングを履きロシに乗る。古いスキーヤーです。
次のスノーキャットが上がってきました。傾斜のきついところでも力強く上がってきます。南極に比べればなんてことないんだろうな。
そして、オフピステ区間終了。リフト最上部まで戻ってきました。
最後に下山確認チケットを忘れずに。
気軽に行ける冬山、良いと思いますよ。
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