レーサースタンドを持っています。
以前、エンデューロレーサー派生のフサベルを使用していたときに導入したもの。アレはほら、スタンドがアレでしたから。。。
・・・ではなくて、整備には直立するスタンドが向いていますね。 レーサー系は地上高が高いので、レーサー用のスタンドを使います。
今の車両はトレールのDR250R。
もともとトレールとしては足の長い車両ですが、前足を低めにセッティングしていることもあり、地上高はレーサーよりはかなり低い。
そのため、レーサー用スタンドは腹下に差し込む事すら出来ません。サイドスタンドを支点に浮かせて無理矢理突っ込んでいますが、リフトアップしないと低すぎるしリフトアップすると高すぎる。レバー比から、踏み込んでリフトするのも困難な高さです。ものすごく使いづらい。
今後レーサーを使うことは考えられないので、このスタンドを低く改造することにしました。
30mmぐらい低くすれば良いのですが、あまり高く上げるとホイルの付け外しが大変なのでそれを考慮、50mm低くしましょうか。
初期値の測定。下降時320mmほど、上昇時420mmほどです。
DR250Rの地上高は295mm。そりゃ入りませんよね。
まずは分解します。この支点ピン1個でつながっているだけですね。
そんなシビアな構造では無く、緩み止め付きナットで緩く締めてあるだけです。
ベース、上物ともに50mmカットします。
下げた状態で270mmとなりました。
持ち上げの支点がなくなりました。元は溶接されているのですが、それは簡単にはできません。アルミの溶接なんて素人には無理。
そこで、切ったところから支点部分を切り出します。
ボルト締めで付けることにしました。
力がかかるのは縦方向なので、縦を重点に。なんせ素材がアルミな上に肉厚が3mmと薄いので本数で勝負です。M5のボルトを使います。
気持ち先端が出ますが、問題ないかな。
さて組み込みます。
締めすぎると動かなくなりますので手感で軽く動く様に組みます。
・・・傾きが出るなあ・・・
短くなったので、サポートできる長さが減りました。元々構造的には傾くのですが、サポート長さが短いので顕著です。
さあ、車両の下に突っ込んでみましょう。
バッチリですね。ペダルを踏み込んでみても上げやすくなりました。
フロントを浮かすとこんな感じ。もうちょっと低くしたかったかな。
傾きは問題なさそうです。
リヤも同じくらいでしょうか。
本当はこれですれすれになると使いやすいんだが・・・
また後日、今度はレバー比を変更して上げストロークを減らしてみたいと思います。
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