毎年この時期になると思うこと。
今年は乗らなかったなあ・・・
そして今年はと言うと、春に一回乗ったきりだった。通勤にすらも使っていない。
半年ぶりに愛車に日の光を浴びせる。
タイヤの空気が少ないが、朝っぱらからコンプレッサー動かすわけにもいかんので給油がてら使いにくい空気入れコーナーで。高速対応に200PSIに上げておく。MT21というタイヤは空気圧高くないと舗装道路で変な減り方する・・・ってもう減りすぎてはいるけども。そもそもタイヤ交換しなきゃならんかなあと思ったのは昨年のはずだが・・・
秋も深くなると、日暮れが早いので時間の余裕はない。とにかく高速に飛び乗り、北を目指す。まだ雪に覆われる前に。
東海北陸道を高鷲で降りる。冬場はスキーでの定番ルートだ。
どこへ行くかを考えたのは2日前。行程は昨晩なんとか決めたにすぎない。
林道を走ろう、と思っていろいろあたって見た。水馬洞林道が良いかな、と思ったら、夏から通行止めが続いているようだ。
なので、もう少し北にある林道をターゲットにした。
長良川源流、と見えたので小休止。
ちょうど久しぶりのヘルメットで頭が痛くなってきたので。
このあたりへ来れば「長良川の源流」たる場所がいくつもある。そりゃそうだろうあれだけの水量なんだから、源流は一つではあるまい。
駐車場からは、少し歩く。
今日はオフロードブーツ。実はTech8は歩きにくくはないので数分程度の山歩きなら何と言うことは無い。
2本の筋で流れ落ちるから夫婦滝。もうちょっと暑い季節の方が気持ちよかったかな。
駐車場へ戻ればなにやらガソリンくさい。
や、春から気づいては居たのだが直す暇がなかったのでそのままだった。キャブのフロートチャンバのパッキンがへたった様で、そこから漏れている。走っていればガソリンは消費されるから漏れもほとんど無いが、止まっていると徐々に漏れていく。
しかし部品は手に入るんだろうか。案外キャブはAssyでしか部品が出ない部分が多く、またTM33自体が新品の入手可否もわからない。さすがにパッキンだから単品で買えるだろうけど、在庫があるのか。古くなるとこういう心配が増える。
とりあえず時間が出来たらTM28のフロートカバーと交換しておくか・・・次に走るまでに時間があるかな・・・
ひるがの高原まで来ると、いつもここを気にしているのだが今日も通行止め。というか、前回見たときは「〜まで」という記載もあった気がするのだが、どうもこれは通行できる可能性がなくなった感じか。
とりあえず御母衣ダムでまたまた小休止。秋色になるはずだが、いまひとつ。
でもってどこへ行こうか。
地図を広げ、次の林道を定めた。GoogleMapで道筋を確かめる。
昔からGPSをよく使っていたのだけど、今時はスマートフォンで事足りる。しかも精度といい速度といい、昔とはレベルが違ってしまった。
PDAにGPSアンテナを突っ込み、ケーブルで携帯をつないで・・・とかやってたのはわずか10年ほど前でしかない。あと何年かしたら、今こうしてスマホを見ていたことさえも過去のことになるのかも知れない。
ターゲットは、ここ牛首林道。
ここも峠越えの様で、昨晩検索に引っかかった林道だ。
・・・が。
入口にはゲート。
ただし、カギはかかっていないようだ。ごく最近のレポートも見ているし、入るのに支障はないのだと思う。
ただ、林道の向こう側に少々不安があった。ルートをうまくとれば回って帰ってこれるのだが、どうも県道の方が通行止めという情報がある。となると、県境を越えてかなり遠くなるんだな・・・
まだ昼前ではあるのだけど、時期も時期なので早く帰りたい。ちょっと今回は見送ることにした。
魅力を感じる林道を2本見送った。これはやはり再度来るべきだろう。情報を先に持っていれば計画も立てやすいので、次は綿密にルートを決めておこう。決行は・・・山中峠の通行止めが解除されてからだな。
ということで林道をあきらめたら、あとは温泉ぐらいしか目的が無い。
初夏から秋までしか通れない山道の奥に、目当ての温泉がある。時期的にどうかと危惧したが、まだ通れるようだ。あと1〜2週間といったところか。
完全舗装だがほとんど林道同然。ただしこの時期交通量は結構ある。
地図上には支線があるのだが、チェーンゲートがかかっていた。折しも山の関係者と思われる前走の軽自動車が鍵をあけて入っていったが・・・我々には無理というもの。
きれいな水が流れている。
山肌が赤みを増してきた。
お、ダート。
喜び勇んで入って見れば、キャンプ場だったりする。
お、ダート!
喜び勇んで入って見てもすぐにゲートだったりする。
歩いてなら入れるね、と少し入って見るが、すぐに行き止まりだった。
どうやらこの界隈でダート林道を見つけることは出来なさそうだね。
仕方あるまい。走りはあきらめた。
過ぎゆく秋の色を愉しむとしよう。
そして、行き着く先は白水湖。
ダムによって作られた人工の湖のようだ。
ここに来る理由は、温泉。
国道沿いに白川の温泉があるが、その源泉はこの近くから。
では源泉に近いここならば濃い温泉に入れる・・・と思いきや、なにぶん95°の源泉。沢水を混ぜて入浴温度にしているので温泉の成分としては若干薄くなる。
しかしながらそんなことは問題では無く、もっとも湖に近づける場所がこの露天風呂であるということ。不便な山奥にある大きな露天風呂。景色よし、お湯よし。何の不足があろう。
風呂へ入ったら、あとはこれだね。
そろそろ帰らなくては日暮れに間に合わないぞ、と。
これにて今年の活動は終了。来年以降への持ち越し案件が残ったね。
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