東北には温泉が多くあります。
自噴しているところが多いため、野湯もまた豊富にあります。
そこそこ飛ばせる林道を越えて来た。
道路脇から広場に出る。
ここは荒湯地獄と呼ばれています。
近くでは地熱発電が行われており、ほかにもこの様な「地獄」風景が見られる。
硫黄の吹き出しで木々は生えず、熱気に帯びている。
そんな地獄の片隅、水の流れる方向へ進んでいく。
そこかしこから熱水がわき出している。
いずれも硫黄臭を伴い、勢いにあふれている。
下るに従い、湯だまりになっている箇所が増えてくる。
このあたりはまだまだ熱くて手を入れることも出来ないが・・・
徐々に温度も下がり、気温次第ではなんとか入浴できそうな案配に。
この日は夏真っ盛りであったため、もう少し冷めないと入浴には適さなかった。
熱水の川が冷たい沢と合流する。
沢の方を見れば、ブルーシートが見えた。
湯のわき出すところが沢沿いであれば、沢水を混ぜることで入浴に適する温度に出来る。
そんな場所にブルーシートで簡易な湯船が誂えられていた。
・・・まあ、きれいとは言えないけどね。
ここは湯量は少なめなのでなんとか温度は下げられるが、なかなか一定にするのは難しいですね・・・
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