File81 荒湯地獄

 東北には温泉が多くあります。
 自噴しているところが多いため、野湯もまた豊富にあります。



 そこそこ飛ばせる林道を越えて来た。
 道路脇から広場に出る。



 ここは荒湯地獄と呼ばれています。
 近くでは地熱発電が行われており、ほかにもこの様な「地獄」風景が見られる。



 硫黄の吹き出しで木々は生えず、熱気に帯びている。



 そんな地獄の片隅、水の流れる方向へ進んでいく。



 そこかしこから熱水がわき出している。
 いずれも硫黄臭を伴い、勢いにあふれている。



 下るに従い、湯だまりになっている箇所が増えてくる。
 このあたりはまだまだ熱くて手を入れることも出来ないが・・・



 徐々に温度も下がり、気温次第ではなんとか入浴できそうな案配に。
 この日は夏真っ盛りであったため、もう少し冷めないと入浴には適さなかった。



 熱水の川が冷たい沢と合流する。



 沢の方を見れば、ブルーシートが見えた。



 湯のわき出すところが沢沿いであれば、沢水を混ぜることで入浴に適する温度に出来る。
 そんな場所にブルーシートで簡易な湯船が誂えられていた。

 ・・・まあ、きれいとは言えないけどね。



 ここは湯量は少なめなのでなんとか温度は下げられるが、なかなか一定にするのは難しいですね・・・

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