File74 スイッチ

 ブレーキランプが点いていない?

 気がついたのは家を出てしばらくしてから。原因はすぐに思いついた。
 もともとDRのフロントブレーキスイッチが調子悪かったため、TMに使っていたスイッチに交換してあった。ところが、出がけにブレーキマスターが不調でTMのものと入れ替えたわけです。となると、そこに付いているスイッチは?

 DRのものですね。

 完全に忘れていました。確認さえしなかったのはまずいですね・・・
 とりあえずリヤブレーキのスイッチは正常なので、リヤをかならず踏む様にして走ります。しかしフロントもなんとかしなければ整備不良車だ。

 今から交換する部品などありません。なので、この不調なスイッチをメンテすることにしました。旅先ですからたいした道具もありませんが、難しい部品でもないのでやってみます。



 ブレーキの場合、ブレーキの握り代は必要に応じて変動します。なので握ったときに押されるスイッチだと不安定になるので、通常押されていて握ったときに離れるタイプのスイッチが使われています。逆動作タイプのマイクロスイッチ、という呼び方をしています。B接点という考え方にもなるか。

 構造は簡単で、二枚の電極が触れるか離れるかでON/OFFを切り替えています。
 この接点間の通電が悪くなっているのだろうと判断します。



 分解した電極の接点を磨きます。マルチプライヤーのやすりで表面の汚れをとり、金属の色を出します。
 油分はホテルにあったシャンプーと熱湯で洗い落として。



 そして組み直し。車両に取り付けてみれば、ブレーキランプ復活!
 困ったときにはなんとかなるもんですが、部品があるとこういう物は置き換えてしまうので滅多に分解とかしなくなりますねえ・・・

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