三河の山

 林道というからには山にあるのであって、山と言えば寒いところが多い印象。
 だから深い山は冬の時期には走れる所では無くなる。

 そんな時期でも走れる所へ行ってみようと思う。



 木漏れ日の道を行く。
 そろそろ冬がやってくる時期だが、このあたりならば大丈夫だろう。



 くらがり渓谷と言うと、闇苅林道が思い浮かぶがそこは走れない。観光客が歩く所に侵入するようなことはさすがにしない。
 ただこのあたりにはそれなりに林道があるはず。



 さっそく1本。川沿いの快走ダート。見晴らしも良く足慣らしにはちょうど良い。
 桜の頃や紅葉の盛りのころだとこうは行かないのかな。



 なんだか人家に出てしまった。ここはどこなのだろう・・・



 またまた見つけたダートも良い感じだったが、距離は短い。ただ通り抜けられることが嬉しい。

 ・・・調子が良かったのはこの頃までだった・・・



 通り抜けた先がどこなのかわからない。どちらへ向かえば。
 行き止まりでも無ければ戻るという選択はなく、行ってみるのみ。



 ちょっとそれっぽい道があった。林道の雰囲気もあったのだが、細切れの舗装が現れたかと思えば先へ進みにくい倒木などあったり。



 使われてなさそうな苔むした舗装、行き止まりの細道。
 いろいろと探索してみたが、めぼしい道は見つからない。



 少しエリアを変えてみようと思う。
 もう少し山の深い所へバイクを向ける。

 たしかこの辺だったはず。



 林道、なんだよな。
 確かに昔は未舗装だったような。走ったことあるような無いような。記憶も曖昧になるぐらい昔のことになりつつある。



 で、支線に入ってみる。
 残念ながらここは入る価値無し。



 今回目的の林道はここか。
 目的というか、一縷の望みを託すというか。



 ところどころに舗装の継ぎ目がある。年々少しづつ舗装して行っているのがわかる。ここから先は新しい色のアスファルト。そろそろダートなのか、それともこのままなのか・・・



 いつまでたっても舗装なのでまたまた支線に入ってみる。あっという間に終わってしまったけれど。



 散々走ってやっとダートが現れた。
 いきなり「車両通行止め」とありますがね・・・

 ま、舗装工事に違いないでしょ。今日は日曜日、作業してないだろう。行けるところまで行ってみるとしよう。



 この林道がほぼ全線ダートだった時代に走った。
 近場で長い距離を走れるのは貴重だったのだけれど。

 いつまで走れるのか。

 なぜもっと走っておかなかったのだろう。気付いたときには遅い。



 山の上だけれどもそんなに標高はないので、展望・・・というほどに見晴らしが良いわけでもない。標高が低いからこそ遅い時期でも走れるというものでもあるのだけれども。



 わずか数キロ・・・もなかった。
 いかにも工事していますというコーンと板木。今年はもう終わりかも知れないが、このまま続けば来年あたりには全滅するように思えた。



 きれいに・・・か・・・

 未舗装路を「ダート」って呼ぶぐらいだからね・・・

 寂しくなるね。



 これはさすがに行けんからなあ・・・
 未舗装区間が長かったころはこんな道に目もくれなかったものだけど。



 林道の終点に出た。

 おっとダートがっ・・・って、何か見たことあるような???

 ・・・最初に走ったダートにつながっていたとは。
 やはり目が行くのは舗装よりダートなんだなあ、と。

 こんな風にまた探しに行ってみよう。また今年も。

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