「春はあけぼの」
この言葉で始まる枕草子。清少納言のオススメの書ですな。
それによれば、冬は「つとめて」・・・早朝のことらしい・・・が良いという。
いやいやあなた、冬の早朝は大変ですよ。でもその後の「雪の降りたるはいふべきにもあらず」というのはなるほど、と。
てなわけで冬。雪が降れば、温泉ですよ。
そして冬の温泉は、夜に限ると思うわけです。
冬の夜道に雪の気配。
目指すは温泉。
やってまいりました。久しぶりの尻焼温泉。
こんな時期のこんな時間ならば静かなものでしょう。
狙い通り、誰も居ませんでした。
夜、と言いますが、実はまだ夕方6時前。これから夜に向かって人も出てくるか。その前にいただきましょう。
実はこの時期は湯温が安定しているのでおすすめなのです。
水量が減るため、どこに入っても温泉らしい温度になっています。
もっとも、深いところもあるので夜は特に注意が必要ですが・・・
遠くで雪崩の音がします。山側は少々危険な様子。
堰堤の上の段は全面的に氷結していました。
温泉が湧いているかどうかでこれほど違う訳ですね。
そして、夜空を見上げればオリオン座・・・
やはり冬は、夜。
|