File72 工房を強化する

 車とちがってバイクは錆びる乗り物で・・・

 と書いたのは休刊中の取材メモでした。
 雨ざらしにするのもアレなので簡易な車庫を使用していたわけです。



 今まで使っていた車庫がこれです。ナンエイ製の1.5坪サイズのサイクルハウス。
 パイプフレームに銀シートをかぶせたテント構造で手軽に設置できて2万円程度と安価なものです。
 1.5坪なので1.8m×2.7mとバイクには十分な大きさで、2台を余裕で収納できます。
 これでも防水性はほぼ問題なく、嵐でもないかぎりは濡れることなどはありません。銀幕なので熱もそこそこ遮断されており、真夏でも過熱の心配はないものでした。

 ただ、所詮はテント。

 風が吹くとバタバタとうるさい。
 さらに、地面付近が完全には密閉されていないため、猫が侵入するという難点があったのです。

 この猫がやっかいで・・・

 やはり密閉できる車庫が必要かと。いろいろ探していたところ、ある日の新聞広告に目がとまりました。



 ホームセンターのカインズホームが販売しているバイクガレージがそれです。
 よくよく探してみると、イナバやヨドコウからほぼ同じものが出ていますね。ひょっとしたら原型は同じなのかも?

 ただ、そこはそれ、ブランドの違いというか。

 他のものより2〜3割ぐらい安く入手できます。オークションのものより安い。
 あと、我が家の場合はもともとカインズホームの物置を使っていてその隣に設置するのでデザイン上の統一が出来るという利点もありましたし、設置工事も融通が利きます。



 2台収納が条件でもあり、これまで使っていたものと同等サイズなのが良い。
 床のあるタイプと、地面に直接基礎を打つタイプがありますが、選んだのは床付きタイプ。

 価格は床なしが11万円少々、床付きは17万円ほど。ただし工事費用は床付きが安い。トータルではあまり変わらなくなりそうです。いろいろな条件を考えていくと、床付きが便利そうです。

 工事は半日ほどで、業者は一人で施工したらしい。ということは、自分で組み立てることも出来たのかな・・・パネルの組立だけですが、天井が大変そうなので任せて正解かなと。



 床付きは15cmほどの高さになるため、バイクの出し入れにはスロープが必要です・・・と思ってオプションを買ったのですが、実際のところオフロードバイクならスロープなしでも押し上げられますね。



 所詮は物置の派生品なので、電気関係とかはまったくありません。とりあえず携帯型の蛍光灯を取り付けますが、天井が高くてスイッチが操作しにくいので、リモコンスイッチを使った方が良いでしょう。
 電源線を引き込む場所が無く、アルミパネルの継ぎ目を曲げて無理矢理引き込みました。



 テントに比べて密閉性が高くなったので、コンプレッサーなどを使っても音が漏れにくくなったのが収穫ですね。水分もいくぶん溜まりにくくなったでしょうか。
 シャッターを閉めれば冬でも結構暖かいので、夏場はどうなることやら・・・



 すっきりとして良い感じになりました。
 もう猫に悩まされることはないし、台風でも安心になりました。

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