其の十六 川を渡る

 川は昔から地域を分ける境になることが多かった。
 それは、簡単に渡ることが出来ないから。

 川を渡るために橋が架けられる。技術の進歩でだんだん大きな橋が架かるようになっていく。



 川沿いの細道を走っていたら、吊り橋が目に入った。



 この吊り橋、平成10年度というから近年に掛けられたものだ。
 鉄製、それもアングル材などで作られているので、歩くと結構しなる。揺れは案外少ないが、通行禁止などと言われなくともバイクで渡ることはない。



 対岸には渡ることが出来た。



 しかし、そこからの道がない・・・
 橋を渡ってすぐに、壁に手を当てないと落下の危険すらある崖が2〜3m。角を曲がると鉄のはしごで道は途絶えた。



 吊り橋が生活道路でないことは、すぐ下流に車道橋があることからも明白だ。
 しかしこの橋も、恒久のものでは無いようで・・・



 すぐ脇には以前そこに橋があったようだ。橋桁や土台が残っている。
 そしてさらに、吊り橋と現在の橋の間を見ると。



 川の向こうにトンネルが・・・



 また新しい橋を架けようとしている様だ。
 トンネルはすでに貫通している様で、橋の出来るのを待っているところ。

 道もどんどん変わっていくものです。

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