第41回 国道474号線

 三遠南信地方を貫く国道があります。
 それは、国道152号線です。

 が、今回はその道ではなく。

 国道152号線の不通区間を、「三遠南信道」として繋げようと今建設が進んでいます。
 ところが、その三遠南信道には、新たに国道番号が付くことになりました。

 それが、国道474号線です。



 遠州側から152号線の最初の不通区間、青崩峠にさしかかります。
 ここから、474号線となるのです。



 474号線は「三遠南信道」であるわけで、高規格道として作られています。
 大規模な橋やトンネルで一気に青崩峠を抜けていく・・・のですが。



 トンネルを抜けて旧兵越林道、市道水窪白倉川線に合流したところで国道の道筋が消えます。



 ここから先はまだ出来ていないのです。
 どちらへ向かっても林道に毛が生えた程度です。

 長らく繋がっていなかった区間、そう簡単には国道レベルで繋がらないということですね。



 ところでこの短い区間、地図では国道474号線となっていますが、標識は三遠南信道とあるだけ。
 国道標識もありませんが、街灯の柱には「国土交通省 474−○○」とあり、474号線であることを示しています。



 長野県に入りしばらくは152号線が復活します。
 しかしまた不通区間が現れます。

 2回目の不通区間は、地蔵峠です。
 ここもトンネルで抜ける新しい道が作られています。



 トンネルを抜けるとそこには初めて国道474号線の行き先標識が現れます。

 ただし、ここから474号線の行き先は方向が変わり、152号線のバイパスではなくなる。矢筈から飯田の方向へ道は向かっていく・・・様ですが、なにぶんトンネル抜けてわずか数百メートルしか道がありません。県道に接続してまた道筋が消えます。



 そこで、別のアプローチです。
 中央道に飯田山本インターが新しく出来ています。これは三遠南信道へ繋がるために作られたインターという性格が強いものです。



 こちらはさらに高規格な感じ。
 そして飯田山本インターからすぐのところに、この路線で2個しかない大型の国道標識がありました。



 天竜峡までわずかの区間があるだけでした。ここから先はまだ建設中です。



 建設中の区間が見えましたが、はたしてここからどういう方向で矢筈へ繋がるのか。
 また、地蔵峠と青崩峠の間はどうなるのか。

 最終的には新東名の浜松引佐まで繋がる予定の様ですが・・・

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