夏場にどこへ行く?
あんまり南へ行きたくないなあ・・・
やっぱり涼しいところの方が良くないか?
もうすぐ高速1000円も終了する頃のことだ。
東海北陸道も夏場は車が少なくて。冬ならばスキー客がいっぱいなんだけどね。
そんな白鳥の町で高速を降りた。
ちょっと寄り道。
中部から北陸への一番近いルートとして東海北陸道があるのならば、鉄道もその目的はあった。
かつての国鉄は越美北線、越美南線を敷くまでは行ったが、両方をつなげることはできなかった。
そして越美南線は第三セクターの長良川鉄道に変わった。越美北線は数年前に災害で運休になっていたが、なんとか復旧している。それでもこの鉄道が繋がることはない。
ありゃ、出たばかりだよ・・・
ここ北濃駅には転車台が残っている。
かつて列車が蒸気機関車牽引であったころは、方向を変えるために必要だった。
車両がどちら向きでも走れる気動車になってからは必要が無くなった物だが、長良川鉄道になってからも使われていたという。どういう条件の時に使っていたのだろうか。
余談ながら越美北線の九頭竜までつなげるには、北濃駅は面倒な位置にあるようだけど。もし全通していれば白鳥から北濃の間はあったのだろうか?
さて、余談はこれぐらいにして北上しよう。
冬にはスキーで賑わうこのあたり、涼しいので夏には気持ちよい。
ひるがの高原にある分水嶺は太平洋と日本海に分かれるので大分水嶺と言われる。
海域として見るとき日本海は海域か否か。瀬戸内海はどうなんだろう・・・とか。東シナ海は太平洋?オホーツクは?きりがない。細かいことは良いんだよ、として見ると。
こうして視覚的に太平洋と日本海を分けているので何となくありがたい感じ。
そしてその水が湧き出すのもこの公園の中。
本日の花・ヤマツツジ・・・かな?
蛭ヶ野の峠からすこし下ると御母衣湖。水面まで降りられる林道があったので降りてみる。
おっと空気圧が高速道路仕様だな。
2kgから1.5kgまで落とす。舗装が主だからね。
この界隈で有名な周回できる林道がある。
実はひるがの高原側からも入れるはずだったが、牧場への菌持ち込み防止で石灰が撒かれていて部外者進入禁止とあったのでここまでまわってきたのだが。
9月まで通行止めだという。機会があれば10月に再トライか。
訪れた季節が少々早すぎたのかも知れない。
楽しみにしていた大白川の露天風呂も冬期閉鎖から開けていない・・・様だ。「紅葉狩り」なんて札もかかっているので更新されていないだけかと期待もするが、そもそもゲートが開いていない。残念が続く。
さらに続いてしまうのがまたまた林道。入り口が見つけられないままに五箇山まで来てしまった。林道の入り口は・・・観光地のためか進入禁止に。
しょうがないので普通の観光でもするかと。
五箇山のなかでも相倉集落を選んだ。
茅葺き屋根の合掌造りは白川のものよりは小さい様だ。
普通に生活をしているので、こうした姿も見られる。
ただ、違和感は少々。
カメラ持って歩いている観光客の目を気にせず井戸端会議の人たち。
見せることを選択したのか選択せざるを得なかったのか。
さて、五箇山から少し走れば待望の林道だ。
・・・が、荒れまくりですね。落ちていては無理だ。
それでも林道はまだあるよ。
迂回して長い林道へ入った。これで峠を越えられるはずだ。
これだけ雪があれば冬期閉鎖という言葉も説得力あるなあ・・・
だいぶ走った。
道ばたに止まっている軽トラの人たちが、
「どこから来た?」
と。
トンネルの方から来た、と告げれば、
「ああ、行けるんだね〜」
と。まあ一カ所大きな落石はあったけどね、軽トラなら通れるでしょ。
ということはすなわち逆方向は通れるってことだな。
少し行けばまた道ばたで休んでいるハイカーが、
「どちらから来ました?」
と。
ええ、トンネルの方から・・・
「ああ、そっちへ出るんですね」
と。
しかしそこから1kmも行ったか。
道には崖崩れがあった。大きくはないが、木も混ざっている。
歩いて越えるにも足が沈むほど柔らかい。如何なことバイクでは越えられない。あきらめるしか無かろう。
Uターンして戻っていると、さっきの軽トラが3台。通れないよ、と告げて・・・
ていうか、さっきの会話は何だったのよ・・・
別の道があるのかも、と見つけた枝道に入ってみるが、かなりの廃道。無理だ、あきらめよう。
会話の中に何度も出てきたトンネルを越えて反対側へ行ってみよう。
たどり着いたら、そこにはゲートがあった。
いやまて、写真には写ってないけど、さっきの崖崩れの先には車がいたのよ。チェーンはどうかとしてこの枝は何よ・・・
バイクなら入れる程度ではあったのだけど、この先に観光ポイントがあるんでねえ・・・どうせ崖崩れだし。
実はこの林道から温泉へというつもりだったのだけど。
温泉へ行く道も急坂のために通行止めなんだとか。なんかすっきりしない。
この先のルートに迷ったのだけど、五箇山へ戻って蕎麦など。
イワナと特産の豆腐、山菜。少々高い蕎麦だけど、名物満載で味もなかなか。
五箇山って山奥のイメージだったんだけど・・・
すぐに街にたどり着いた。日本海側からならすぐなんだな。
そして旅は日本海の見える街へ。
氷見といえば海の幸。
ホタルイカと、あとこれは何だっけ・・・
|