其の十三 呼鳥門

 北陸の海岸線を走る国道305号線は、越前海岸をトレースしていく爽快なルート。
 沿線は常に海と関連しています。食も宿も遊びも。もちろん見所も。

 そんな中、かつて自然が造形した岩の下を国道が潜っている箇所がありました。

 それが「呼鳥門」です。



 しかし平成14年、呼鳥門の横にトンネルを掘って、国道は呼鳥門を潜らなくなりました。
 現在は人が近づくことも制限しています。



 それは、長年の波の浸食で風化し、危険になってきたためか。
 門の形状になったのも波の力でしょうし、いつかはもっと浸食が進んでいくでしょう。

 かつては国道だった舗装道路。転がる落石がその危険性を示します。



 上部にも網を張って被害を食い止めようとしていますが、この姿もいつまで見られるのでしょうか。

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