第56話 俺たちに出来ることは

 あくまで俺のサイトじゃないのだけれども。
 DSの難易度についての議論が交わされたことがあった。

 細かい内容は避けて通るが、初心者と上級者の間にコースに対する要求の隔たりも有ったようで。
 結果的に初心者の人をうまく導けなかったのが現時点の状況だ。

 それに対する答えではない。
 だけど、何かの提案は出来ないか。

 ちょっと初心者向けを作ってみるか。遊びで作っていたDS(かつての林道探索倶楽部とか)のときはコンセプトも何も考えてなかったのだし、上手くできるかは解らないが・・・



 思えば長いこと雑誌のDSに参加してきている。
 仲間が集まってきて、ひとしきり駄弁った後で三々五々スタートして行っていた。
 中には初心者もいて、ケアしながら走ったり。

 ゴールではスタートしたみんなが集まったことを確認して。
 何かが起こって助けに行ったことも。

 ポイントが付くようになって参加者もそこそこ増えた様だが、なぜか集まることが無くなった。
 みんな一人で走るようになった・・・それは全て自力での行動が必要になる。

 そんなことを考えると、ルート選びも慎重にならざるを得ないか。



 こういう分岐、普通に考えれば左が本線。
 でも、右の道が目に入ってしまうとどうだろう?

 右へ行ってしまう人は異常な人か?

 そういう例は今までに何度も見ている。経験もしている。
 ここにコマを作るべきかどうか。左を本線として当たり前の人にとっては邪魔なコマだろうが、そうでない人も居るかも知れない。突っ走るのが目的ならコマを設けず距離で無視させる方が良いのだろうけど、行き先を探しながら走る向きにはここにコマがあっても良いのではないかなとか。



 多少の倒木・・・というか垂れ下がった枝程度はあるが、難しい道ではない。
 少なくともしょっちゅう降りて押すタイプの俺が乗ったままで走っている。

 ただ、4輪車が通れる幅のある道じゃない。だから難易度は高めにしておこうか。
 難易度を高める以上は迂回路を造っておくべきだろうか。
 走りたくない人は走らなくても良い選択を容易しておこうか。



 久々に走ったこのエリアは舗装も進んでいた。かつて好きだった林道が使えない。ていうか使うしかないけど間延びするなあ・・・
 適当な林道が少なくなって道無き道を追い求め始めるのもわかる気がしてしまう。
 難所ばかりでは批判もあろうが、舗装ばかりでも批判は多かろうし。

 でも今回のコンセプトは、初心者向け。プロ級のウデを持つ人たちは他人に紹介されるまでもなく自分たちのフィールドを持っている。初心者を導くなんて大層なことを言うつもりはないが、「もっと走りたい」と言う余裕を持ってもらうのも良いかも。



 自分的にはちょっと不完全燃焼なんだよなあ・・・難しい

 難しいんだよなあ。俺たちに出来ることはなんだろうなあ・・・

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