File34 メッシュジャケット再び

 こりもせずに今年も買いました、メッシュジャケット。
 もともと、最初に買ったMXジャージがメッシュで、それがとても涼しかったものですから手放せなくなりました。ジャケットはなかなかメッシュのものがなかったのですが、近年は増えてきました。普通のツーリングにはMXジャージよりジャケットの方が違和感が少ないですから。

 昨年もメッシュジャケットを使っていましたが、破ってしまったので今年のモデルを入手しました。今まで使っていたシックなシルバー色とは違い、カラフルなものです。カラフルとは言っても青・白・黒ですからおとなしいものですが・・・



 このジャケットの特徴は、「エアーコントロール」の名のように通常のメッシュ(すなわち網目編み)ではなく、通風性を持たせたしなやかな素材になっています。メッシュはゴワつきやすいのですが、これは通常のジャケットより柔らかくできています。それだけにやや厚手ではあります。
 しかし、裏地から見ると外が透けて見えるほどです。通風性は問題ないでしょう。



 バイク用のジャケットは、やや濃い色のものが多い。それはおそらく排気ガスで汚れることを考慮してのものでしょうが。
 しかし濃い色の素材は、夏の強い日差しを吸収してしまい、とても暑くなります。いかにメッシュと言えども停まっているときには風は通りませんから。
 そのため、とりわけ背中の部分は白や銀色のものを選ぶのが良い。色でこれほどに違うか、と思えるほど効果は高いものです。

 メッシュの通風性は積極的な手段、白っぽい色は防御的な手段としてバランスの取れたものを選んだ方がよいでしょう。



 風をよけるのではなく、取り込んで逃がすのがメッシュジャケットの役目。
 つまり風はジャケット内に入るわけです。
 前側は素材の通風性だけでなく襟元などからも風を導入しますから、背中側のメッシュ部が飽和状態になって膨らむこともあります。特に袖が膨らむとどうも運転しにくくなります。

 そこで上腕部で袖を絞れる様になっています。これでばたつきはかなり押さえられるでしょう。


 さて、風を取り込めば確かに涼しい。
 だがそれは暑い時間のこと。朝晩はどうでしょう?高速走行時はどうでしょう?

 やや冷えすぎる、ということが多々あります。



 このジャケットが特徴的なのは、取り外せるインナーが付いていることです。
 このインナーを装着することで、朝晩など冷えたときでも対応できるように考慮されているものです。



 このように、ファスナーで取り付けます。
 さらに袖口で丸まってしまわないようにベルクロで止められるようになっています。



 こうして、通風を押さえた普通のジャケットのできあがりです。

 夏場のツーリングにはメッシュジャージとウインドブレーカという組み合わせを多用してきました。オフロードバイクの特権的な組み合わせではあったわけです。
 メッシュジャケットになってからも、ウインドブレーカは持っていました。朝晩と高速道路対応で。

 それがこのジャケットならインナーを持つだけ・・・ですね。



 実は、まだ走ってません・・・
 で、効果はよくわからないんですが、ちょっと危惧点あり。

 インナーに使うわけですよね、風よけを。ということは、こもったりしないのかな?ということ。これは実際に使ってみないと・・・

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