新春の天竜路

 年末年始に車検の来るバイクが2台。それも1年置きで毎年になる。
 年末休みなんてほとんどスキーに出かけているわけだから、バイクが手元にある必要はない。2台も家においておくのも物騒だし、車検をいいことに1台はバイク屋に預けてしまうことにしている。
 年が明けて約束の日に取りに行こうと思ったら、大雪。改めて次週、予定より一週間長く預けてあったF650を取りに行きがてら、初走りと洒落込むことにした。

 春日井のバイク屋を出たのが10時半。ガソリンを18.7リットル(おい、17リッタータンクじゃなかったのか?)も入れて、東名高速に乗る。
 三ヶ日まで1時間ほど、一気に走りきれる距離は天竜到着で12時。市内を通らないまま走っていたら、そこは林道の入り口。

 ちょっとわかりにくい。

 農家の脇の狭い道が林道の入り口。
 今回、電車でバイク屋まで行った関係などもあって、地図もカーナビもタンクバッグなどに入れていなかった。時折シートザックから地図を取り出しては道筋を記憶し、それらしい道へ入る繰り返し。



 林道の入り口は平らだった。
 だが、進むにつれてだんだん荒れてくる。タテの溝がいくつも現れ、滑らないけど飛ばされるので走りにくい。



 途中、分岐にバリケード(ただし、横にどけられていて通れそうだが・・・)があった。見るからにそちらがメインルートなのだが、ここはひとまず開いている左ルートを行く。
 それにしても迷路のようにいくつも分岐があるのだが、そのほとんどが長く(F650だから長く感じたのか?)すべてを隈無く回っていては日が暮れてしまうのは間違いない。メインと思える路線を中心に走るが、どれも行き止まり。

 こりゃ無理ですね

 ここはひとつ、バリケードのある方も入ってみた。バリケードが開いていたのは、すぐ先で植物採取の車が入っていたためだ。ガードレールもある明らかな主線だったが、何ほども行かない内に崖崩れで通行不能。
 しようがないのでこの林道からは撤退する。時間も1時半、食料を手配に街へ降りる。暖かいと言うより暑いほどでトレーナーとオーバーパンツを脱いでシートザックに詰め込む。

 ダム湖の芝生に陣取っての昼食はファミリーマートのツナスパゲッティとハンバーガー。いつもは鮪と紀州梅のおにぎりなのだが・・・



 昼食後、別の林道入り口へ。ここ、見覚えがある・・・
 3年ほど前になるか?まだDRに乗っていた頃に来たことがあるか。



 舗装道路のカーブに林道の入り口があったので吸い込まれるように入る。
 2又にわかれた林道はどちらも短く、走るまでもなかった。路面は平らで走りやすかった。

 東嶺線に戻って先へ進む。ほかにも支線があったが、時間の都合もあってパス。

 やっとダートが

 延々と舗装道路を行く。いい加減退屈になった頃にやっと現れたダート。
 東嶺林道はいずれ完全舗装されることは目に見えている。ダート区間も固く締まって走りやすい。尾根筋ではあるが展望が利く箇所は少なく、やや退屈。

 どこへ続くか

 途中に開設中の林道があった。しかし、この林道開設のための残土を別の林道に捨てている様だ。必要に応じて林道を造り、必要なくなったところは廃れていく。



 右へ行けば、柴。左へ行けば、熊。シンプルな標識に見送られて下界へ降りる。
 時間は午後3時、日のあるうちに高速まではたどり着けそうだ。晩飯に浜名湖のウナギ弁当を買って帰るか。

 あ、保険代2台分を払わなきゃ・・・

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