冬が来る前に
冬が来る。
バイクに乗るには厳しい季節だ。
冬が来る前に、走っておきたい・・・
すでにバイクは冬の状態になっていた(どんな状態だ)
先月はまだ大丈夫だったバッテリーは、まったくセルを回せない状態になってしまっていた。ポータブルバッテリーをつないでエンジン始動、暖まって準備が出来た頃に突如エンスト・・・ガソリンも少ないが、もう少し走ってからでないとエンジンがかからないだろうな。
富士山でも見に行くか、と走り出した高速道路。
由比のパーキングエリアから霞んで見える富士山でとりあえず目的は達成・・・てなわけにはいかない。
富士山はどこから見るのがいいのか。
山と空と水、それが風景の王道ならば、富士五湖からの眺めが富士山の姿かも知れない。
富士五湖は富士山の鏡、と言われている。
そんな五湖のなかでも、一番美しく富士山を写すと思うのは、山中湖。
富士山麓ならやはりダートも火山灰質なのだろうか。
その通りでした。
この手のバイク用としてはOFF向きのタイヤといわれているTW101、細かい砂の火山灰にはまったく歯が立たず。さっさと撤退。
中央道に出て、反対側から見る富士山を。
どちらが表富士、なんて論争もありましたな。
勝沼はワインで夙に有名。
JA直営(そうか葡萄が農業?の中心といっても良いぐらいだものな〜)のショップでは、勝沼ワインの数々が並べられ、さらにはそれらが試飲できるようになっている。バイクでは飲めないが・・・いや、遠いからねえ。本当に飲めませんよ、ここでは。とりあえず辛口の白をハーフボトルで購入して帰ることに。早く帰って一杯やろう。
で、その元が葡萄。
葡萄もいろいろあるのですね。
富士山が見えるのもここまでだろうか。
ここからはアルプスの中へ。南アルプスが連なる。
午後になって霞んできているのが残念。
八ヶ岳にはまだ雪がないね。
来週には横岳でスキー場がオープンするが・・・もともと八ヶ岳はそれほど雪の多い山ではなく晴天率は高いのでその雄姿を見ることが比較的易い様だ。
諏訪で、路肩に雪が残っているのが見えた。
小淵沢まで暖かかったのに、諏訪に近づくと途端に寒くなった。もうすぐ冬が来る。
遠くに見える北アルプスには、雪がかなり被っている様だ。いや、被っていて欲しい、な。
駒ヶ岳サービスエリアは、南アルプスと中央アルプスに挟まれた谷間にある。
どっちを向いても山・・・すげー高い山。
中央アルプスは駒ヶ岳(て、どれなんだ)を中心に・・・ごめんなさい、あんまりよくわかりません。
山屋のひとに解説は任せるとして。
千畳敷まではロープウエーで上がることが出来る。計画だけなら、木曽側からもロープウエーをかける案もあるようだ。ロープウエーで越える中央アルプス、そんなのも面白いだろうけど。
そして、南アルプス。なかなか我々が近づけない山々として、神秘性を感じてしまう。冬はおろか、夏でもバイクで越えることは出来ないのだから。
唯一南アルプスを越える林道がある。
それはしかし、専用のバス路線。バイクも車も、通ることは出来ない。自然保護のためか。
夏になったらバスに乗りに行くかな。
その前に、冬が来る・・・
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