第24話 コマ図に集まる

 CCR。

 最近ではTour de Fukuiなどに参戦したり、ここにCCRを掲載したりしてはいたものの、これまでの主戦だったBACKOFFの誌上デュアルスポーツに参加することがなかった。何のことはない、関西編が最近なかったからだ。
 そうして2年ほどが過ぎたか。

 01年冬号。こういう呼び方もこれが最後なのだろう。来年3月からは隔月刊化されることが発表されたから。



 久しぶりに巻くロールマップは、Tour de Fukui用の大型のマップホルダー。BACKOFF誌用のものはどこへ行ってしまったか・・・
 一人前にマーカーなども入れて、気分だけでも盛り上げておく。



 確実に冬は近づいてきた。
 車に霜が降りる様になったのはここ最近のことで、そろそろ山の方は凍結や積雪が怖い。なにしろ11月もすでに後半を迎えている。

 10時の集合には少し早かった。峠は登山客でいっぱいだったがそれほど問題なく通り過ぎた。時間があるので、以前から気になっていた茨川林道に入ってみる。表記通り工事は行われていたが地質調査ということで、通行は出来るようだ。結構長いピストンなので工事箇所の確認だけして戻る。調査は永源寺第2ダムのためのもので、ここも近々通れなくなるのだろうか。
 紅葉の時期だけに、永源寺は朝早くというのに駐車場があふれかえっていた。しかもあとからあとからバスや車が殺到している。帰りはとても通れたもんじゃないな・・・

 八日市IC付近には、いつもの面々が。往年を思えば寂しい集合状況だが、それはそれで仕方あるまい。そういえばこの面々、滅茶苦茶遠かった清水町の時と同じだな・・・



 せっせと葉書を書くの図。
 チェックシートの代わりにクイズに答える形式のBO誌CCR、到着先は当然不明なので、早めに葉書を用意しておきたい。



 人数が少ないと言うことは、集団になる確率も低くCCR本来の「探して判断して進む」を堪能できる。

 ・・・のだが。

 多少距離やコマが合わないこともある。それを判断するのもウデのうち。



 ゲートがあった・・・
 というか、コマ地図を見たときに、この林道であることはほぼ断定できていたのだ。開閉可能なゲートのある林道は、この地域ではここぐらいと思っているから。



 このゲートは猪除けなので、川の中まで網が張られている。開けることは自由で通行も制限されていないが、確実にしめるように。別にやましいことをするわけではなくて、地域住民の生活を守るためのゲートを開け閉めすることですから。



 パスチェック3以降で、地図の間違いがあったようだ。作者の手で修正図が用意されていたが・・・
 こうした雑誌の場合、出版してしまうと修正が利かない。今日作って明日発行するようなものでも状況が変わってしまうのだから、リードタイムの長い季刊雑誌ではそういった点も大変だ。
 この座標柱にこれを貼ったことの善し悪しも問題だけど・・・

 結局、間違いはあって然るべし、というのが現実に思うことで。
 距離の問題もそう。それでもなんとか先を解くのが知恵であると思う反面、不特定多数の人が参加する以上、それで行き先が不明になってしまう場合も出てくる可能性がある。



 そして、ゴール。
 次々と到着する仲間を待つ。

 天気が崩れだしたようだ。長居は無用、解散する。
 仲間たちとは、
「また3月第二週に会おう!」
と言って別れた。

 3月。

 そのときは何処に行けばいいのだろうか。
 そして、3月には、関西でCCRはあるのだろうか・・・

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