林道祭り

〜でかびん高杉氏のキャンプ会〜

 過日。
 ここにもあったかな?掲示板に、でかびん氏から書き込みがあった。

 「キャンプ会を行います」

 あ〜、その日は仕事だなあ、、、そうか、世間は3連休か・・・なんとか都合付けて参加はしたいな。
 「でかびん」とは、BACKOFF誌の編集をしている高杉氏のことである。

 その後。
 BACKOFF誌には「林道祭り開催」とあった。期日は、「その日」だった。

 林道祭り・・・

 少なからず、引っかかりのある名称ではあった。
 まだ雑誌主催であったころを経て、読者主催?と言われた頃の綱引き合戦を発端にしたすれ違いがあったり。


 まあ、過ぎたことだ。


 それでもまだなんとなく引っかかりながら、仲間内ではあえて「でかびんキャンプに行く」と言ってみたりしながら、参加は、した。
 昼で終わるつもりの仕事が長引いて午後3時、もうバイクに荷物を積み替える暇はない。会社からそのまま車で直行した。



 主催者がいてこそ締まる、と思う。
 決してビッグネームが必要とは思わないが、残念ながら不特定多数を集めるにはそれなりの名前が上にないと成り立たないのも事実。
 近年の主催者の中では間違いなく一番大きな名前であることは疑いないだろう。



 旧友再会。
 全国から集まるには大義名分も必要。だんだん歳を重ねていくと、出にくくなる条件が増えてくるものですから・・・



 焚き火を囲む中に、林道祭りのシンボル・賀曽利さんはいない。
 賀曽利さんの到着するのは明日、まだまだ今日はウォーミングアップか。
 個人的にはそれでよかった。言い方は悪いが、有名人ヲタ的に群がって自分をアピールしようとする姿勢はあまり気分のいいものではなく、そんな雰囲気の場所なら早々に辞して帰ってきたところだ。

 静かに仲間で語らう、という雰囲気はいつもの「林道祭り」にはなかった。
 「BACKOFF」という雑誌そのものが、そういう身内感覚なのが元なのだが。「身内」というよりは単なる飲み屋の酔っぱらい状態ばかりで、ついていけない自分がいつもあったために、だんだん疎遠になっていたのが「林道祭り」だった。

 いつもこんなだったら、自分も「常連」だったのだろうか?



 夜が明けた。
 気が付けば焚き火のまわりに転がっている寝袋が数人。いつもの光景がそこにあった。



 林道へ皆で走りに行く。でかびんお勧めのコースが選ばれた。モンキーからR1150GSまで、様々なバイクが出かけていった。巷では像狩りなどと言われていたが(笑)

 車で参加していた数名と、遠方へ帰らなければならない人らで温泉へ出かける。でかびんもいっしょに。
 四方山話なども少ししながら。

 結局、林道祭りにまつわる過去の論争はなんだったのか?
 その後も中途半端なまま続いて来たが、今回、でかびんが個人主催という形から派生して林道祭りになったのは明るい未来を示すのか?ある意味では最終兵器であるのかも知れないのだが。
 BACKOFF誌についてもいろいろと囁かれる。月刊から季刊になって、出版元が変わって。近年は入手に窮する様になってきてしまった。そんな中、2001年秋号から冬号までのインターバルがいつになく短い2ヶ月であることは、何を示すのか?

 少し、期待してもいいのかな?

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