最近、飲むゼリーというものをよく見かけます。
夏場でもありますし、喉ごしを楽しむ食材として、ゼリーは優れた素材だと思います。
メジャーなところでは、ＪＴの「夏みかんゼリー」でしょうか。変に味を付けず、夏みかんの粒を入れた爽やかな飲み物（・・・食べ物ではないですよね・・・）に仕上がっており、食後のデザートなどにも最適に感じます。
メジャーがＪＴならマイナーはＪＡだ。
というわけでもないのですが。
大分県は玖珠町で、こんなものを見つけました。
キウイフルーツとサンクイーン（セミノールみかんの固有名称でしょうか）を素材に、粒入りの飲むゼリーに仕立てたものです。
キウイフルーツは見た目通りの緑色のゼリーでした。
缶のまま飲んでしまったので、画像をお見せできないのですが、これをたとえば絵のようにグラスに入れた場合、ちょっと引くかもしれません。
見た目とても諄そうですが、これが爽やか。
キウイフルーツの爽やかな酸味と甘みがうまくマッチングしていて、おいしくいただくことができます。
また、種がそのまま入っていることもあり、食感もキウイフルーツそのもの、といった感じです。
サンクイーンは、これもセミノールそのものの濃いオレンジ色です。
これもみかんの粒（さのう）がそのまま入っており、食感はセミノールそのものです。
みかんの中でももっとも甘みの強いセミノールを使用したのは成功でしょう。甘みが嫌みにならない、良いバランスです。
これはなかなかの見つけものでした。惜しむらくは、それぞれ１缶づつしか買わなかったこと。場所が大分でもあり、なかなか再入手できるものでもありませんし。
ＪＡの作る郷土製品には、大はずれするものが多いのも事実ですが、このように大当たりと思える逸品もときどき見かけられるものです。こういった良いものを前面に押し出していけるといいんですけどね。
とりあえず、ＪＡや村直営ショップなどではいろいろと目を向けてみることとしますか。
