File21 冬のあしもと

 冬のバイクに寒さは大敵。
 冷えると操作性が落ちるし、冷えた体は外乱によってけがに繋がる可能性が増えます。

 ウエアはそれこそ鎧のように着込めば何とかなるでしょう。
 しかし、手足はそうは行かないものです。

 では、冬に適した足もととは?



 OFF用のロングソックスは、夏は吸汗性、冬は保温性と、年間通して使える優れものです。
 しかし風を通すので、冬場に露出すると冷えます。



 そこで、これにゴアテックスのアウターソックスを組み合わせます。
 本来はブーツの中に履き、水の進入などを防ぐ目的のものですが、防水性と共に防風性もあるので、冬場は保温目的で使うのにもぴったりです。

 若干ゴワつく感じはありますし、靴のフィッティングしだいでは滑る感じも拭えませんが、機能を重視すれば納得のいくものです。



 普段オフロードブーツを使っていると思いますが、堅くて動きの悪い靴、中で指などが自由に動かせない靴は、冬場の使用には向いていないと思われます。動くことで体温も上がるわけで、動かないと言うのは冷えるがままということになりますから。それでなくてもオーバーパンツなどを使うときにブーツは履きづらいですね。
 そこで、冬場はライディングシューズ、それもゴアテックス入りのハイカットのものを使うと良い様です。



 靴下を暖かくして風も防いだ。しかし、それでも靴を使う以上足首が露出しやすくなりますし、フィット性を重視する靴下などでは外気との差が作りにくい。
 ここに、スパッツでデッドエア領域を作ってあげましょう。要は空気が温度を保つ、ということですね。
 スパッツは登山用などもありますが、シンプルなのはスキー用です。登山用は防水性もよくフィッティングベルトなどが付いているものもありますが、これは却って邪魔になりますから、なにもない布製のものが一番手頃でしょう。

 結果的に冷えるのは体の末端部です。そこをどう保温するのかが防寒の鍵と言えるでしょう。

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