File12 原付「を」積む

 下道しか走らない人にはあまり関係ないことでしょうが、世の中時間が取れる人ばかりではないのです。どうしてもたまの日曜日ぐらいしか休めない人は多いわけで、そうするとどこかへ行くのには高速道路を多用することになります。
 125cc以下の原付バイクは高速道路を走れませんから、行動範囲は狭くなります。だから大きいバイクに乗ります。
 しかし、別の理由で、行動が制限されている人もいます。
 冬には雪の降る地域に住む人たちは、年間の半分はバイクで走れないと言うことになります。

 じゃあ、走れるところまで行けばいいじゃない。
 でも、バイクで家から出られないのだから、そこまで行けないでしょうが。

 バイクで走れなくても、車なら走れます。つまりトランポ利用。それなら雪のない地域へ行けばいいんです。
 雪国では車は必需品ですね。雪ってヤツはなかなか厄介で、大きい車・重い車はとても不便なのです。スキーに行く人は大きい4WD車に乗りたがりますが、実はあれはとても雪に弱いのです。軽量な車が一番なんですよね。
 そうなってくると、トランポの大きさはそういう条件に合いにくいですから、日常的に氷雪条件で走る人はそういう大きいものを選びたがらないですね。毎週スキー場へ通うだけでも重い車はイヤですから。

 新潟に住む神田さんは、KSR2で林道を走っています。普通のバイクも乗っていますが、走る時期が限られるのでKSR2を使うことは多い様です。



 原付林道祭りにKSR2で現れた神田さん・・・ですが・・・
 なんだか、乗用車にウエアなどを積み込んでいますね・・・

 まさか・・・ですよね・・・



 お!?いきなりKSRのハンドルと前輪をはずしたぞ!?
 まさか!?



 このカローラレビン、なんと左半分のシートがありません。
 そう、そのまさか、なのです。



 おもむろにバイクを持ち上げて、車の中に入れてしまいました。

 たとえば、ワゴン車ならストリートマジックが積めるのは99年1月号で実証済みですね。
 しかし、乗用車、それも2ドアクーペのレビンに積んでしまうとは・・・脱帽です。

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