File18 風の巻き込みを防ぐ
高速道路を多用するようになって、風圧の大きさを実感することが増えました。
なにぶんオフロードバイクはポジションといい車体といい、風をもろに体で受けることになりがちですから。
その点、大きなカウルの付いたバイクはとても楽で、長時間の高速走行でも疲れることがなくなりました。カウルがうまく風をながしてくれるからですね。
ところが、常にスクリーンに潜っているわけには行きません。走行中の多くは顔を上げているので、風圧は感じます。オフロード用のヘルメットはバイザーが付いていたり、シールドがなかったり開口部が大きかったりするので、特に風には弱いという印象有り。
風圧が強いと、物体に当たった風は乱流を発する。
オフロード用のヘルメットで言うと、チンガードの部分に風が当たる。すると、乱れた風は口元へ巻き込む。シールドのないヘルメットの場合はゴーグルを着用しているわけですが、鼻は露出していますね。
そう、高速になると、乱れた気流で鼻から呼吸がしにくくなるのです。
これを避けるために、ノーズガードを用いて鼻を露出させないようにします。
いろいろなガードがあるのですが、ゴーグルのオプション部品にもあります。
これはSCOTTの89/87に取り付けられるガードですが、私の使用しているアライVXに合わせて先端を少し切り取ってあります。
しかし、このガードはあまり効果を上げられませんでした。
アライのオプションにもノーズガードがあります。VX2からは標準装備されています。
アライVXというヘルメットは比較的開口部が小さいので、ノーズガードを取り付けた上でSCOTT87を使用すれば、完全に外気を遮断できてしまいます。
こうすることで、風は口元に巻き込むことがなくなります。
高速道路が100km/h制限に引き上げられた今日、高速道路を使ってのツーリングはますます増えることでしょう。風と上手につきあって、楽しく快適に走りたいですね。
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