Night of Yokkaichi City

〜様々な光の行き交う街〜

 夏。
 昼間の暑さはもとより、夜になってもなかなか冷めようとはしない。

 ちょっと涼みに出かけてみよう。
 昼間は暑くて乗る気にならなかったバイク、夜ならばそれも和らいで、風を気持ちよく感じることが出来るはず。

 夜の海。
 黒々とした闇の中、様々な光が彩りを加える。
 光の集まるところ、Night of Yokkaichi Port・・・



 土曜日の夜の港、どう考えたって危ないヤツのたまり場になるものだが、こうして主要企業の大きな船が着く日であればそんな問題もほとんどない。船の近くまで、岸壁すれすれまで近寄ることが出来るが、港湾係員及び企業の警備担当が近くにいる。しかし彼らは、純粋に夜の海を見に来る人々を邪険にはしない。
 バイクで港に乗り付ける、そんな行為でも(まあ、あくまで一人で行ったのだし、静かなバイクだけど)とがめられることもなくただ黙って危害を加えることへの警戒をしているだけ。頼もしくもありがたい人たち。

 目前を大きな船がタグボートに曳航されていった(光量が少なすぎて撮れなかった・・・)


 大きなクレーンは貨物港のシンボルでもある。
 光を集めて輝く。



 某大手自動車メーカーの船が積み込みを待っている。ずらり並んだ新しい車たち。



 港のイメージ向上のためか、最近どこでもこういう施設を見かけるようになった。



 何より四日市という街を端的に表すのは工場の煙突と言えるだろう。
 四日市工業地帯、霞ヶ浦工場群には石油会社を始めとする多くの企業が工場を持つ。そのほとんどが「重工業」と呼ばれるエネルギー関係の企業、夜を徹して作業は続く。四日市の夜空を染める明かりのほとんどはこういった工場の明かり。

 そんな Night of Yokkaichi City・・・

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