北海道〜東北へ林道と温泉の旅

6/15

 今日は夜勤明け非番で昼間は休み、半日掛けて準備をする。

 晩20:30出発、琵琶湖大橋を渡りR161を北上する、コンビニで休憩して敦賀港には22:30に着く、ここから新日本海フェリ−で小樽まで船で行く。
 乗船手続きを済ませ23:00に船に乗り込む、20時間は掛かるので客室は2等寝台にした、これなら落ち着けるし値段もそこそこなので。

 船は23:30出航、この日は24:00には就寝。

 

6/16

 朝7:00頃目覚めるがする事も無いので再び寝る、さすがに10:00には起きる、船の中をうろうろしたりラウンジでテレビを見たりして時間を潰す、でも暇。

 外に北海道が見える頃には薄暗くなり小樽に着く前には外は暗く夜景がキレイだった。

 小樽には20:30に着き、すぐに出発R5〜R276〜R229とひた走る、少し肌寒い中を2時間半程走って島牧村の大平海岸でキャンプ。

 

6/17

 朝5:30起床、さっさと片付け7:00に出発!R229〜道836に入り泊川河鹿の湯に行こうとするがゲートで通行止で行けず諦める。

 ならば小金井沢温泉(金花湯)を探そう!ここは泊川の上流にあって「野口悦男」氏の「野湯&温泉宿の旅」という本とインターネットで情報を集めた温泉(無料)です。
 ここ単純に泊川を上がっても駄目(昔は行けたのかも、今は廃道)で、宮内温泉まで戻り千走川温泉方面への林道へ入る、5kmの分岐を左へ後は道なりに進む。

 5km地点、ゲートは開いていた。

 途中よく通られてる方へ左折し山を越え谷に降りてくる、谷沿いの荒れ目の林道を進むと泊川を渡り鋭角に右折(直進は廃道)しばらく行くと小金井沢を渡る橋が現れる、温泉はこの上流にある。
 1km程行くと分岐を左へ、ここからも道なりに行けばいい、ただし途中から結構荒れてくるそして最後は川渡り(渡らん方が良い、手前でバイクを置く方が無難。)して道は草ぼうぼうの大荒れになる、もうバイクではキツイので置いていく。
 草とクモの巣がうっとおしい!3分程進むと温泉の匂いがしてきた、道が開け噴泉塔が現れその先に源泉と湯船があった!

 早速入ってみる、湯加減はちょうど良く最高でした!

 奥のが湯船。   最高です!

 温泉に満足し上がるとブヨ?が待っていた、なるべく刺されん様に着替える。

 バイクまで戻り帰る事にする、ただ川渡りの先の坂が急で苦労する、手前に置いとくべきだったと思う、再びチャレンジするが失敗し暑いのでしばし休憩。
 再々々々位やってなんとか上がれた、ふー!疲れた。

 まだここからも荒れてて、枝に引っ掛かってこのバイクでは初転倒!気を取り直して写真の地点まで戻る。
 ここから鋭角に左折し千走川温泉方面へ、道なりに行くと舗装路に出て賀老の滝から峰越林道へ向かう、だが残念ながらゲートで通行止なので諦めて引き返す。

 狩場山には雪が   川沿いにあって楽!

 R229に出て南下し熊石町まで行き平田内温泉、熊の湯(無料)に入る。

 再びR229〜姫川林道に行くが、ここもゲートで通行止で引き返す、残念。

 林道が通れないので計画を練り直す、R229〜R228で石崎松前林道へ行く、しかしなんと!ここもゲート通行止、期日は6/30までとある。
 仕方ないので引き返し支線に入ってみる、何本か分岐があって行き止まり、最後に入った石崎左股線を行くと結構長い、やがて山を登っていき続いてそう?

 地名のある道標のある分岐に出た、元来た石崎と木の子、小森と書いてある、木の子という方は地図に載ってるのでそちらへ左折する。
 砂利が敷いて整備してる所も荒れてる所もあって楽しい!だいぶ下の方まで降り林道の看板がある孫八高線と書いてる、多分降りれるだろう。
 最後は農道みたいな道になりR228に出る、もう17:00キャンプ地を探そう。

 上ノ国から江差がキレイに見えた。

 上ノ国町に夷王山キャンプ場(無料)があるので行ってみる、ライダーは1人(SRX600氏)いて隣にテントを張らせてもらう、温泉も買物もまだらしいので一緒に行く。

 温泉は花沢温泉(100円)でかなり値段は安い、まあ銭湯みたいなもんか。

 キャンプ場に戻ると19:00頃、SRX氏とビ−ル(発泡酒!)で乾杯、色々つまんで話してラーメンを食べて腹いっぱい!21:00には就寝。

 左がSRX600氏、日本1周中だそう。

 

6/18

 4時頃目が覚める、早いので再び寝る気づくと6:00、とっとと片付け始める!なんとか7:30には出発、SRX氏と別れて昨日の林道の続きを行く。

 木の子から入り、昨日の分岐まで行き小森方面へ左折する、ここからは適度にアップダウンがあって楽しい!しばらく行くと道標のある分岐。
 来た方石崎と小森、宮越とある、直進の小森方面へ、かなり道幅も広くたまに大きい砂利が敷いて走りにくい場所もある、やがて道は広域農道になり小森の集落に着く、ツーリングマップルでは中須田の南(川を越えて)あたり。

 北海道らしい景色。

 R228〜R227〜道29に入る、この道は途中までは国道並の良い舗装路で峠部分15kmのみダートが残ってる、そのダートも走りやすくて緑がキレイ!

 R228に出て函館へ、フェリー乗り場で時間を確かめる、まだ出航まで3時間はあるのでもうちょい走る、大船松倉林道へ、ここ始めは生活林道らしく民家が点在するがやがて山も深くなり砂利も深くなり大船に出る。

 時間はギリギリかもしれないがR278〜道970(ダート)を行く、案の定ギリギリで飛ばして走る!なんとかフェリー乗り場に40分前には着けた。
 乗船手続きを済ませフェリー(東日本フェリー、大間行き)に乗り込む、13:50出航、疲れたのでお昼寝!1時間40分はすぐ経ち、もう大間に着いた。

 さらば函館、北海道!

 大間からR279〜居国間林道へ、結構長く荒れてる部分もある。奥薬研に出て再び林道へ居国間林道から大畑への山裾を走る。

 大畑で買物を済ませ県4で国設薬研野営場(300円)へ、ここは緑がキレイで設備も便所は山奥なのに水洗、炊事場もキレイで良かった。

 もう18:00だが温泉に入ってくる、バイクで3分の距離に奥薬研温泉があり無料の温泉が何ヶ所かあるようだ、その中でも掲示板で聞いたさくらの湯(分りにくいけど道沿い)に入る。

 適温で最高!穴場です。

 キャンプ場に戻り、ビ−ルを飲んでご飯を食べて満腹!まだ20:00寝るには早い、温泉に行こう!かっぱの湯へ入って満足、酔いもさめキャンプ場に戻り就寝。

 

6/19

 朝5:30起床、とっとと片付け7:20出発。

 朝キャンプ場で、良い所でした。

 県284を佐井に向かう、県道だけどフラットダート!峠部分はダートは少ない。佐井からは県46を南へここ予想より広い道でした、そして湯野川温泉の手前から湯ノ川林道へ入る、入口には通り抜けは×と書いてるが進む、真ん中辺で工事をしてたが通してくれた。

 再び県284で薬研から県4へ、恐山の湖が見えてきたらすごい硫黄臭がした、川の色も温泉か?ここでは拝観料500円を払い入る。簡単な地図はこちら!見て下さい
 まず花染の湯(混浴)に入り体を清める?

 雰囲気のある湯小屋です、混浴ですが私のみ。

 温泉に入ったのと暑いので汗が出る、石を積み上げた無縁塔がいっぱいあり、地蔵さんも多い、賽の河原を見て順路を廻り最後に古滝の湯(男湯)に入ってここを出る。

 賽の河原から宇曽利湖を望む。

 正津川林道を北上しR279〜県266(2/3はダート)〜県6で尻尾崎へ、ここは牧場内にあって入口には開閉するゲートがあり、中には馬(寒立馬、脚が太い)がいる。
 岬には灯台があって本州最涯の地の碑が立っている。

 灯台と石碑   岬の先には地蔵が

 県6に戻り県248〜R338へ、老部から老部川林道に入るが途中でゲートで通行止で入口に書いてた通り行けなかった6/19〜7/28まで、支線にも入ってみたが行けるかなと思えたが結局行き止まりで駄目で戻る。

 国道に戻り県179(ダート)を行く、最初からダートで期待以上に良かった!

 峠?かな峠林道ってのあったし。

 R279に出て野辺地まで行く、さてどう行くか考えるよし酸ヶ湯まで行こ!という事でR4〜R394で酸ヶ湯温泉へ、キャンプ場あるはずだが分りにくい、とりあえず城ヶ倉渓谷入口の広場でキャンプする。

 いつもの様にビールとつまみで飲んで食べて満腹。まだ19時なので酸ヶ湯温泉へ入りに行く値段は500円で千人風呂という木造の大きい風呂で白熱球の暖かい照明がなお良い雰囲気を感じた、またここは混浴です。(暗いのとメガネ掛けてないのでよー見えない!)

 テントまで帰って21:00には就寝。

 

6/20

 朝5:30起床し7:00に出発、R394、R103〜県122(青森市街に行くダート道で意外な収穫)で下湯ダム付近に行く、このダム周辺に無料露天風呂が在るはずだが分らない。

 朝、気合を入れる!野営地にて。

 結局分らず諦め移動する、県122(ダムからは舗装)で青森へ〜R7〜R101で鰺ヶ沢まで行く、途中残雪残る岩木山がキレイだった、そして県190から赤石川林道へ入る、くろくまの滝までは舗装で整備されてる、休憩を兼ねて滝へ行ってみる途中までバイクで行き5分程の歩きで滝に着けた、滝は大きくて立派でキレイだった。

 くろくまの滝!   緑が豊な森で休憩。

 下まで戻りさらに南下する、ここからは砂利を敷いて整備されたダートで走り易い。

 やがて県28(広西林道、ダート)に出る、左に行き弘前方面へ行く、ここは世界遺産に登録された白神山地の北側を通っていて、道も広くてフラットだが車も林道にしては多い。

 舗装に出て〜県204〜県129を経て相馬田代林道へ、県境を越える37km程のダートで青森側は適度に荒れていて楽しかった、秋田側では工事をしていて工事車に足止をくらって埃クサイ!まあ途中で進路を譲ってくれたのでいいですけど。
 また秋田側は峠から山瀬ダムへ抜ける道もあるようです。(地図にも載ってる)

 舗装路に出て山瀬ダムへ抜ける千歳平滝線に入る、なんか中途半端なダートだった。

 県68から早口駅前を通り大摩当線という広域林道へ入る、関西にある様な普通の林道でR285に出た〜R103〜R282で八九朗温泉へ向かう、ただ時間がもう夕方で今晩は野宿になりそう。
 八九朗の集落で温泉を探すが分らない、林道に入り奥八九朗温泉奥々八九朗温泉も探すが分らず、いい時間になったので適当な場所で野宿する。

 

6/21

 晩に雨が降り濡れたテントをしまい7:00出発!昨日通ってない川沿いを50m程行くと奥八九朗温泉を発見!こんな近い場所にあったのかと思う、少しぬるいが入浴、本当の天然温泉で自然のジャグジー風呂だ、あと鉄泉なので錆がいっぱいで出たら錆が付いてた!

 林道沿いにある奥八九朗温泉、少しぬるい。

 ついでだから奥々八九朗温泉も探す、砂利の深い林道を少し行くと右側にあった、ここもお湯がブクブクと湧いていて凄い!早速入ってみる、適温で気分は最高です!

 こっちは適温で最高、奥々八九朗温泉。

 ただアブが数匹いたので着替えるときに刺された、なるべく追っ払ったんだけどね。

 さあ行こうR282〜R341を南下、玉川温泉へ寄るが人が多いので入浴はせず、次にブナ森林道(舗装)〜河北林道へ行く、だが入口には通行止(8/1まで)の看板、途中にはゲートがあり行けず引返す。

 仕方ないのでR105を南下し県38から田沢湖へ、この湖は色が青い!鉱物の成分でも入ってるのかな?

 R341、R46〜県50で真昼岳林道へ、入口には岩手県へは土砂崩れで通り抜け出来ませんと書いてたが行ってみる、所々砂利が多く走り辛いダートで登っていく、峠では景色が良かった、さあ岩手県へと思ったが峠から1kmもしない所で残雪+土砂崩れで行けず。

 分厚い雪は氷の様で先に進めず。

 仕方なく引き返し戻る、県11〜R13で萱峠林道(萱峠側はダート)を越え県1〜R107〜岩沢から夏油高原スキー場へのダートを抜け県122〜県37で千貫石温泉(300円)へ入って千貫石キャンプ場へ。

 着いたのは18:00頃で結構疲れた、ビールを飲んで飯を炊いて満腹、21:00には就寝。

 

6/22

 朝5:30に目覚め、とっとと片付け7:30出発、もう予定してた林道も走り体も疲れてきたのとフェリーの都合もあり今日仙台から帰る事にする。

 県37〜R397〜若柳林道へ(通行止とあるが行けた)〜R342で一関へ、ここから高速を使おうか考えるが時間には余裕があるのでR4で行く。
 R4は市街で流れが悪くなるのと工事箇所以外は流れも良くて順調に進む、大和から県3で仙台港へ行く。

 買物をして仙台港には11:20で、一時間前には着けた!乗船手続きをしてフェリー(太平洋フェリー名古屋行き)に乗り込む。

 フェリーは12:20に出航、仙台、東北ともお別れ!私はB寝台でくつろいでお昼寝、でも暇なのでテレビを見たり甲板に出たりして時間を潰す。
 晩飯はカップメンで済ませ、23:00に就寝。

 

6/23

 朝7:30には目覚める、外は曇りで今にも雨が降りそう、8:30頃より雨が強くなってきた。

 名古屋港には9:20に着き、カッパを着込んで走る、でもそんなに降らず暑い、帰りはR23〜R25〜R1で家には12:00着。

 

フェリーの情報(使ったフェリー)

新日本海フェリー、敦賀→小樽、2等寝台+バイク250ccで16750円。

東日本フェリー、函館→大間、2等+バイク250ccで2130円

太平洋フェリー、仙台→名古屋、B寝台+バイク250ccで12300円

 

感想

 今回はダートと温泉をひたすら求めた、一日10時間は走ったので後半疲れてきた、もう少し余裕を持たせた方が良かったかも!
 あと他のライダーとはSRX600氏以外殆ど会えなかった、時期が早いのと走ってる所が人が少ない場所なのか。

レポート:中島 徹


目次

inserted by FC2 system