File15 Peak1ストーブ

 キャンプなどで食事を作るときに必要なのが、火力。
 たき火だけでもいっこうに構わないのですが、安定した強力な火力、そして手軽に得られるという点では、コンパクトストーブが定番です。
 その火力の元になる燃料は大きく分けてガスとガソリン(あるいは灯油)があげられます。

 どちらが有効か?となると、用途によって変わってきます。以前は火力の強さではガソリン、手軽さではガス、と言われてきましたが、今ではのガスストーブで6000kcalに迫る大出力のものがあります(ガソリンは3000kcalがせいぜい)ので、それも崩れてきています。もちろんシチュエーションによっては、ガス式はその火力を発生できないことが多いので現実的には差は無いかも知れません。
 たとえば、雪の中。ガソリンなら、通常期と変わらぬ火力を発生できます。ガスでは、寒冷地用のボンベとパワーブースタを使っても出力は大幅に下がりますから、そういう状況でも使うのならばガソリンに限ります。

 それ以上に、ガソリン式には着火のために幾ばくかの「儀式」が必要なのも、心を引きつける部分ですね。
 代表的なガソリンストーブとして、コールマンのPeak1があげられます。その着火方法には様々な説がありますが、私はこんな感じでやってます。




 1.10回ほどポンピング。説明書には30回とありますが、引火させるだけなら10回で十分。
 2.ライターに火を付け、近づけて・・・
 3.コックを開いて引火させる。
 4.引火したらコックは全開に。
 5.そこからポンピング。これは燃焼色が、青い火に変わるまで、約20回
 6.鍋等を乗せて、輻射熱を利用します。
こんな感じでやっています。全行程30〜40秒というところでしょうか。いろいろなやり方を試しましたが、この方法に落ち着きました。

 現在私が使っているのは、93年頃に購入した物です。442unleadedなので、レギュラーガソリンも使えますが、ハイオクガソリンは使えないので、今は自分のバイクから抜いて・・・ということは不可能になってしまった。もっともこれまでもホワイトガソリン一筋で使っていますから問題はありませんが。
 カートリッジで購入するガスと異なり、ガソリンは不燃物の発生が少ない(1リットル缶でガス缶5本分ぐらい使えますね。レギュラーユーザならまったくゴミは出ないし)のでゴミ問題を考えてもガソリンの方が好ましいかと。



 Peak1の専用ケースに、SnowPeakの一番小さい鍋を入れて、そこにPeak1を入れます。100円ライターも入れて鍋のふたを被せれば、コンパクトに収まります。

 さあ、あなたは何を作りますか?なに?カップラーメン!?

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