たとえば、自動車でドライブに出かけるとする。
最近はカーナビ全盛だから地図はあまり持ち歩くことがなくなったが、それでも大局がつかみにくいテレビ画面からの情報ではうまく行き先を見定められないときもある。そんなときゃやっぱり紙の地図。
自動車なら、大きさは気にならないので、それこそＢ４サイズの巨大な地図を使うことだって出来る。
ところがバイクではそうはいかない。
つねに両手がふさがり、また自動車のように同乗者に見てもらう、あるいはサイドシートに放り投げておくということができないので、どこかへ収納するわけだ。
タンクバッグやハンドルバーに取り付けるマップケース、またはヒップバッグなどに入れるとしても、せいぜいＡ５サイズがいいところだろう。
古くからこの分野では、昭文社から「ツーリングマップ」というＡ５サイズの地図が出ており、これがライダー御用達となっていた。
数年前、それが改訂されて新たに「ツーリングマップル」という名称になり、大きくなって、またぶ厚くなって再発売されたのだが、これがちょっと困っていたのは事実。
特に大きなタンクバッグなどが使えないオフロードバイクでは、マップケースなどに入れてハンドルバー等に取り付けるのが一般的なのだが、大きく重くなった地図は不便になっていた。
また、地図の内容についても、「お勧めルート」が色つきで紹介されているのだが、それが逆にわかりにくさを生んでいたということもある。
実際、あのお勧めルートを頼りに走る人って？？？
そんななか、今年３月に再び「ツーリングマップル」が改訂された。
サイズは若干小さくなって、リング式でなくなったことからコンパクトで持ちやすくなった。また紙も薄くなった？様で、かなり薄くなった。
地図の内容は、「ツーリングマップル」の売りである「お勧めルート」を継承しており、記載内容は大きく変わってはいない。通常進化といったところ。右：旧ツーリングマップル
さて、地図を新しくして、どこかへ出かけてみませんか？
左：新ツーリングマップル
地図にない道を探したければ、最初に地図がなければ成り立たないのですから・・・
