File12 ナビゲーション

 旅に地図はつきもの。地図のいらないような知った場所へ行くのはこの際置いといて。
 バイクで使うとした場合には、やはりTouringMAP/MAPPLEが主流になりますね。サイズの問題などで自動車用のB5サイズは持ち運びにくいですから。
 このTouringMAP/MAPPLE、詳しい地図なんですが、それだけにページあたりのエリアが狭い。すぐにページめくりしないといけなくなります。そのたびにバイク停めていたのではなかなかすすめなくなるし、そうかといって無視して走り続けると自分の位置がわからなくなる。困ったもんです。

 最近、自動車での外出には地図を持たなくなりました。それは、カーナビゲーションがあるからです。
 カーナビなら、常に自分の位置をGPSが示してくれますし、それにあわせて地図をスクロールしてくれます。ご丁寧に道案内もしてくれますね。

 道案内なんてしてもらわなくていい。行き先は自分で決める。ごもっとも。
 しかし、どこへ行くかわからない道を闇雲に走るほど非効率なことはないし、それでなくとも自動車に比べて航続距離の短いバイクでは、あまりいいかげんなルート取りはガソリンスタンドもとめて焦る、なんてことにもなりかねない。
 じゃあ、バイクでもナビゲーションを持てばいいじゃない・・・

 最近ではポータブルなカーナビも増えてきました。
 SANYOゴリラを古株に、Panasonicでるナビ、SONYコロンブスなどが主流。
 これらはバッテリーでも駆動できます。もちろん長時間使用は困難なので、電源を車体から取った方がよいでしょう。最近のカーナビはサイドブレーキなどに安全配線をしないと操作できなくなりますが、ポータブルはその点はなんとでもなります。(安全責任上ここでは書きませんから工夫してください)

 今のところ、防水の利いたカーナビは見つかっていません。しかたがないので防水カバーを使えるタンクバッグなどに入れているのですが、問題もあります。
 構造上、ポータブルナビのCD−ROMは読みとり面が本体側を向く(つまり、画面側)ので、平置きすると上を向くことになります。そうすると、読みとりヘッドとの距離が一定にならなくなることがあり、特に起動時に安定しないのです。これはPanasonicKX15GAに限ったことかもしれませんが、起動時は立てていないと初期画面から先へ進まなくなります。そのために、起動のたびにバッグをあけて直立に近い状態に本体を立て、地図が表示されたところで平置きに戻す、という作業が現場ではつきまとっています。

 さらに、アンテナ内蔵とはいえ、平置きするとキャッチできる衛星数がせいぜい3個。これではときどき(特に市内や山影などの障害物の多いところ)ではよく止まります。
 これは、外部アンテナを平面に置いてつなげば改善されますし、デジタルメータ車ならパルスを拾って自律航法も使えます。今後はこういう改良も必要かと・・・

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