File09 タンクバッグ

 オンロードの世界ではポピュラーなのがタンクバッグ。
 目の前にある安心感がなによりですが、オフロード車の場合はスリムなタンクが災いしてまともなタンクバッグが付かない場合が多い。もちろんオフロード用のタンクバッグも発売されているのだけど、容量も少ないし、筆者自身が雨の林道で落として中に入っていたパソコンを水没させた(無事でしたけど)経験があって、あまり信頼していないのです。
 それはマグネット式で貼り付けるもので、当然プラスチック製のガソリンタンクには付けることができません。ふと自分の所有車3台を見たら、よりによって3台ともプラスチック製だった・・・

 それでもやはり便利なタンクバッグ。タンク幅の広いツアラータイプの車両なら、これがあれば便利です。そこで、プラスチックのタンクカバーによってマグネット式のバッグが取り付けられないBMW・F650のために、いまは数少なくなったベルト式タンクバッグを探したのでした。



 F650のタンクは幅がありますが前後長はわりあい短い。オフロード向けのポジションと、切れ角の大きいハンドルのために前方が絞られているためです。
 またタンクバッグ導入の目的が、カーナビゲーション装置を収納するためであったので、最低限必要な大きさは確保しなければ。

 とはいうものの、選択肢はこれしかありませんでした・・・名古屋近辺のショップをくまなくまわって、どこでも非マグネットのものはこれだけだったのです。タンクにベルト固定でベースをとりつけ、ワンタッチバックルでバッグを付けはずしするものです。
 しかし、F650のタンクは前後長が短く、給油口が後ろの方についているため、ベースを取り付けることができません。取り付けてしまうと、給油できなくなります。
仕方がないので、ベースなしで取り付ける方法を考えました。



 幸い、バッグの裏面は滑り止め素材が使われていますので、うまくテンションを与えられれば固定出来そうです。
ベースについていたストラップをはずし、車体に通します。後ろはシートレールに通してシートでおさえる。前はステムの下を通して余ったストラップを縛って固定しました。
 あくまで急場しのぎの仮処置です。後日ここは専用のストラップを作る予定です。

これで固定は完了しました。位置適にもハンドル切れ角への影響もなく、具合よくおさまりました。



 この状態で高速道路から林道まで走ってみましたが、問題はありませんでした。大きめのバッグと、幅広のタンクで横滑りしにくかったのが安定性に寄与したのでしょう。

 実際にここに何を入れていたかというと、ポータブルナビ一式、モバイル通信セット、携帯電話などなど。それに紙の地図・・・なんのためのカーナビや(笑)

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