免許をとろう!



〜卒業検定〜免許交付〜

 全教習時間を終了すると、卒業検定が待っています。ついにクライマックスです。

 指定教習場の場合、卒業検定に合格すれば、普通自動車免許又は小型以上の二輪免許を持っていると試験場での試験はすべて免除されます。ですからこの卒業検定に全てを集中させればいいのです。
 卒業検定は、高い成績をとる必要はありません。最低ラインぎりぎりであっても、合格点を取ればそれでいいのです。

 試験当日は、ウォームアップ走行などは一切認められていません。いきなり乗車するところから始まります。
 そのため、当日は朝から少し自分のバイクに乗っておくことにしました。もちろんオフロードバイクとCB750ではまったく違います。しかし、体をバイクに合わせて動かす、という目的で乗るならばそれでもいいと思います。
 私は、特に一本橋、波状路でのアクセル/クラッチ操作に主眼をおいて、川原を極ゆっくりと走っておきました。勢いで走るのではなく、前輪の位置を確かめながらアクセルと半クラッチで石の乗り越えや縁石一本橋などをやってみました。

 そうして30分ほど体を動かしたあと、少し早めに教習場についてコースのポイントを復習します。技術、というよりはスムーズな走りを心がけるしかないでしょう。今更あそこをこうすればもっと・・・などと言っても始まらないので。
 昨夜、最終12回目の教習時点で、今日の検定コースがBコースであることがほぼわかっていました。Aコースを一度も走らず、1時限ずっとBコースを走っていたのです。そんな風に試験直前の日は便宜を図ってくれる場合が多いですから、最終時限は試験前日の最終時間にするのが無難と言えます。・・・その時間で見極めが合格しなかったらどうするんだって?大丈夫です。卒業検定の申し込みと料金払い込みはすでに済ませていますから、先生もそう簡単には不合格にしません(笑)

 そう、試験は、少し早めに申し込む必要があります。川越自動車学校では、毎週土曜日に二輪の卒業検定が行われるのですが、申し込みは木曜日が期限です。卒業検定は最終教習後、3ヶ月以内に受ける必要があります。
 そして試験は、他の車両をシャットアウトした状態で行われます。教習の昼休みを利用して試験が行われるのです。広いコースを独り占めできるのです。


 試験当日、受付を済ませると試験の説明が行われます。
 どのような場合にどういう減点になるのか、そして即試験中止になるのはどういう場合か、細かく説明してもらえます。

試験中止になる主な項目
 *転倒 *一本橋からの落下 *波状路からのはみ出し *スラロームでのパイロンタッチ
 *一本橋、波状路でのエンスト *コーナーの白線を踏む(脱輪扱い)
 これらの項目は、即中止になります。しかし、たとえばエンストは、上記箇所以外ならば同じ所で1回のエンストでは減点はありません。ところが、そこでもう一回エンストすると、発進不能と判断されてその時点で試験中止になります。まあでもエンストはしないに越したことはないでしょうね。だいたいエンストすると焦りますから、その後の内容に多少響きます。
 とにかく、試験中止にならずに走りきれば、まず不合格はないと考えて良いでしょう。ですからたとえば一本橋やスラロームでは危険を冒してタイムを出しに行くのではなく、一本橋9秒台前半、スラローム7秒台でも減点はわずか。また波状路もポジション云々は言われませんから、オフロード乗りでかまわないのです。気楽に自分の走りをすればいいでしょう。
 要は、バイクに乗るのは楽しいから、ということを忘れなければいいんじゃないでしょうか。

 私は、受験順番が1番目でした。これはある意味ではラッキーで、他人の走りを見なくて済みます。自分の思い通りに走れるというのが一番だと思います。中型との混走でしたが、先にスタートだったためにすれ違うなどの箇所はありませんでした。
 もうこうなったら走るのみです。メリハリをつけて、やや速め早めのタイミング/速度で安定して走れるようにしました。自分で気が付くようなミスもなく、最後まで走りきって他の人を待ちます。
 最後の急制動でエンストした人がいましたが、その人も合格でした。今回は全員が合格となりました。


 さて、卒業式・・・なんて上等なもんではないんですが、説明会のような形で行われます。そこでは免許書類が渡されます。

 

 右は申請書類、左は卒業証明書になります。これを各都道府県の運転免許試験場へ持参し、交付を受けるのです。
 有効期限は、卒業から1年以内ですから、滅多なことはないでしょう。私はそれでも卒業後1ヶ月も経ってから交付に行きました。

 それでは、試験場へ行きましょうか!

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